山形鉄道 フラワー長井線

今日も暑かったですね。
午前中から30度越え。
先週少し涼しかったので、なんだか暑さが身にこたえます。
お盆の期間中、いすみ鉄道にたくさんのお客様がいらしていただきましてありがとうございました。
今日は久しぶりに休みを取って、家のことをいろいろとやろうと思っていたのですが、いやいや暑いのなんの。
結局、昼からビールを飲んで、クーラーのきいた部屋で昼寝の1日となりました。
暑いといえば、先日訪問した山形も暑いところ。
私と同じく公募で選ばれた野村社長が奮闘している山形鉄道へ7月中旬に出かけて、現状視察をさせていただきました。
山形鉄道のホームページはこちらです。

山形鉄道 (愛称:フラワー長井線) は奥羽本線の赤湯から分岐する30.5kmの第3セクター鉄道で、旧国鉄長井線というローカル線から転換された鉄道ですから、いすみ鉄道と同じ生い立ちの路線です。
沿線の利用者は高校生とお年寄りが中心で、地元の交通としては山形市内へ向かう流れが主流ですので、なかなか厳しい状況にあるようです。
ただ、私の目から見てうらやましいことが2つありました。
まず1つ目は、基点の赤湯駅で山形新幹線に接続しているということ。
いすみ鉄道も基点の大原駅で「わかしお」に接続していますが、山形新幹線と外房線の「わかしお」では輸送力が大きく異なるため、JRの力の入れようが違います。
沿線の人たちも、東京へ行く場合、車ではなくどうしても新幹線になりますから、うまく組み合わせて需要を掘り起こせそうな気がします。
2つ目はJR米坂線と接続し一部路線を乗り入れていること。
途中駅の今泉でJRの米坂線に接続していますが、いすみ鉄道でいうとちょうど国吉から茂原へJRが伸びているようなもの。いすみ鉄道でも大多喜方面から茂原への直通輸送ができれば面白くなると思いますが、山形鉄道ではそれが可能なのに気付きました。(詳しくは時刻表の地図をご覧ください。)
まして今泉から数キロですが、JRの米坂線の線路を借りて走る区間がありますから、車両に搭載されているATSなどの機器もJRの基準のもので、年に数回ですが、JRのイベント列車も乗り入れることがある路線です。やろうと思えばすぐにでもできそうに思います。
具体的には、長井方面からの山形鉄道の列車を今泉から赤湯ではなく、山形県南部を代表する町であり、新幹線の全列車が停車する米沢へ直通させることで、地域住民の利用促進になり、新幹線への利便性も図られ、さらに米坂線の米沢―今泉間の輸送力のアップにもつながると思います。
米坂線は奥羽本線の米沢と羽越本線の坂町を結ぶ路線で、かつては多くの交通輸送でにぎわいましたが、今ではJR屈指の低密度輸送区間ですから、JRのお荷物になっている区間を第3セクターが乗り入れてカバーすることで、将来展望が開けると思いました。
これは私の想像ですが、赤湯駅のある南陽市自体は奥羽本線を走る山形新幹線の列車を1本でも多く赤湯駅に停車させることが最大の関心事であり、第3セクター路線で、さらに内陸部の過疎地へ向かう山形鉄道には特に力を入れる気はないと思いますから、山形鉄道も赤湯ではなく、さらに大きな町である米沢への直通輸送に資本投下することで、利用者増を見込めると思います。
ただ、そうなると赤湯駅への新幹線の停車列車は今より確実に減ると思いますから、南陽市も「YES」とはなかなか言わないでしょうけれどね。
そんなことを考えながら山形鉄道のフラワー長井線に乗っていると、沿線はさくらんぼをはじめとしたフルーツの出荷の最盛期でしたので、土地の豊かないすみ鉄道沿線と似ていて、ますます親しみを感じるようになりました。
ただし、この地域は冬は豪雪地帯ですから、その点はいすみ鉄道の方がありがたい環境にあると思いました。
今、いすみ鉄道では各地の第3セクター鉄道と協力して、いろいろな地域の産物などをお互いに紹介することで、地域間交流を進めたら面白いのではないかと考えています。
日本の国自体が東京への一極集中という形になっていますが、そうではなくて、地方と地方を直接結び、いろいろな交流を通じて、お互いに良い所を引き出せたら、そこから新しい何かが生まれてくるのではないか、それを鉄道という切り口ではじめてみたら面白いのではないかと考え、いすみ鉄道の社長である私自身が自分の足と自分の時間と自分のお金で各地を回っています。
大井川鉄道さんをはじめ、津軽鉄道さんや近江鉄道さんなど、第3セクターではありませんが、同じような経営環境で頑張っていらっしゃる鉄道もいろいろと勉強させていただき、その取り組みをいすみ鉄道に取り入れさせていただくとともに、お互いに交流できたら良いなあと考える今日この頃であります。
本日は、山形鉄道フラワー長井線のお話でした。
皆さま、ぜひ、地図で長井線と今泉、米沢、赤湯の位置関係をご確認ください。


[:up:] いすみ鉄道と同じような駅の雰囲気でしょう。ただしここは冬になると2m近くの雪に覆われる豪雪地帯と化すのです。

引用元について:
こちらの記事はhttps://www.torizuka.club/2010/08/16/%e5%b1%b1%e5%bd%a2%e9%89%84%e9%81%93%e3%80%80%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%af%e3%83%bc%e9%95%b7%e4%ba%95%e7%b7%9a/より引用させて頂いております。