リヨンにて

DSCF1660昨日、電車を使ってテロのあったリヨンに来ました。

来てみるとテロがあった場所は、本当に街中で、私が泊まっているホテルからもすぐの場所でした!

今回の旅でフランス人の生活スタイル(働き方)を見て回りましたが、とにかく残業している人がいません!

DSCF0012しかも先日のゴールデンウィーク級の連休が年に複数回あります。

それでどこの会社もやっているのです!

日本では多くの企業が残業を失くそうとしてもなかなかなくせないのに、不思議だと思いませんか?

DSCF0029-2私は不思議でなりませんでしたが、二つの理由がわかりました。

一つ目は社会制度によるものです。

観光業の若者は、ハイシーズンの時だけ働いて、ローシーズンは仕事をやめて失業保険で食べている人がたくさんいました。

DSCF0035ハイシーズンの時の給料をベースに失業保険が出るので、ローシーズンを働いたときとそれほど変わらない生活ができてしまうのです。

これなら企業は忙しい時にだけ人を雇用すればいいので助かります。

しかし、そうした雇用をとったため仲間意識とか帰属意識というものはないそうです。

もう一つの理由は、経費から売値を決めていることです!

DSCF0007日本の零細企業は、少しでも仕事が欲しいから値段を安くして売ろうとしがちです。

その売上の中から外部への支払い(仕入れや修繕費など)を払っていき、残ったもので内部への支払い(人件費など)を行います。

そうした流れの中で利益を出そうとするれば、人件費にしわ寄せが来るのは当然のことです。
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大企業の場合は、人件費をコストとして値決めしているところが多く、ガス会社などは見積もり書を作るのにも代金を請求しますし、銀行などはATMで人件費を削減しているにもかかわらず手数料を確保しています。

フランスではこの大企業のシステムが「社会の常識」となっているのでサービス残業が発生しないのです。

DSCF0052ではどうして零細企業は人件費をコストとして売値に転嫁しないのでしょう?

それは、それだけの魅力をつけないからです!

魅力をつけるには手間がかかり、費用もかかります。

もしそれでお客様がその価値を認めてくれなかったら経営が成り立たなくなってしまいます。

だから、お客様へのサービスをタダにしてしまうのです。

DSCF0297-3サービスをタダにするということは、その分の手間を安売りすることです。

結局は、魅力をつけるよりも安く売る方が楽だから社員に負担がいく方法を選んでいるのです。

高度成長期は、それでも値段が上がっていったので、その値上がり分が社員さんの給料に返ってきていました。
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しかし、今の時代は値段は上がらず、人件費だけが上がっているので、サービス残業に頼ることにつながっているのです。

これではいつになってもサービス残業はなくなりません。

私は仕事が好きなので何時間仕事をしても平気ですが、こうして休むときはキチンと休んでいます。
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社員さん達にもそうした働き方をさせてあげたいと思っているから、それができる会社にしてきたつもりです。

頭を使って、かかる経費をキチンともらえるようにしなければ、社員さんの苦労をただ安売りしてお金を稼いでいることになるのです。

それを「経営」とは呼ばないと思うのです。

DSCF0141経営者なら、社員さんが残業しなくても利益の出る会社にしなくてはいけないし、残業をお願いすることがあったときは社員さんたちが気持ちよく残業してくれて、それに対して十分な残業代を払える会社にしなくてはならないと思うのです。

そのためには、他社と違う魅力(付加価値)をつける以外ないと思うのです。

DSCF0130ホテルなどでも安いホテルチェーン店がありますが、それは社員さんにサービス残業をさせて安くしているのではなく、経費から考えて価格設定しているのです。

経営者は現場仕事をしなくてもいいから、いいサービスがお金になる経営システム(付加価値)を作らなければいけないと思うのです。

今日のひとこと
「安売りをして、その負担を社員に押し付けるのは経営ではありません!」


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引用元について:
こちらの記事はhttp://blog.livedoor.jp/sugiiyasuyuki/archives/52135879.htmlより引用させて頂いております。