命を繋ぐ


 我が庭も、蝉時雨と言うにふさわしい程になって来た。ミンミン蝉から油蝉に、鳴き声の主が移って来た様な気がすると思っていたら、昨日1度だけ法師蝉の声を聞いた。

   法師蝉一度だけなき黙祷す     幻椏

d0101522_1418288.jpg 玄関前に置いてある水鉢に、緋目高を飼っていた。オオカナダモを入れてあるのだが、上手く育っていない。ケアレスな目高は、水面に浮かんで泳いでいるから、鳥の格好の餌に成ってしまう。藻が繁茂し、姿を隠せれば捕食の機会も減るのだリうが、今年は上手くいっていなかった。見る間に目高は減り、10匹近く居た緋目高の最後の一匹の姿も消えた。オオカナダモを分けて頂いた権田酒造の大水槽から、もう一度頂いて環境を整え目高を飼おうと思っていた矢先、鉢を覗いて吃驚、奇跡が起きていた。親が消え去った後に、無数の孵化した子目高が泳いでいる。この鉢に命を繋げてくれた。勿論、この水鉢で目高が孵化したのも初めてであり、大いなる者の意志に、只々感謝しているのである。

人気ブログランキングへ


こちらの記事はhttps://tgenna.exblog.jp/14295119/より引用させて頂いております。