結 末

2017-03-04 07:07:07
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チャイコフスキーが作曲した3大バレエ・・・クラシック音楽ファンならスラスラと作品名が出てくるでしょうが、今日はその『眠りの森の美女』・『くるみ割り人形』と並ぶ、というより、世界で最も上演・演奏されているであろう、

 『白鳥の湖』

を取り上げます。

というのも、この作品がモスクワでボリショイ劇場バレエ団によって初演されたのが、今からちょうど140年前の今日・1877年3月4日だったから。

日本では明治10年・・・西南戦争の激戦・田原坂の戦いが起きた日の事でした。

         

現代においてチャイコフスキーは非常に人気の高い作曲家ですが、実はピアノ協奏曲第1番やヴァイオリン協奏曲、また交響曲第6番『悲愴』など彼の有名な作品の多くは初演時に不評を買う事が多く、彼にとって初のバレエ作品だった『白鳥の湖』も、初演時の評判は芳しくありませんでした。

しかしそれは決して彼の音楽が原因ではなく、ダンサー・振付師・指揮者に恵まれなかったことで演奏や踊りが酷かったから。

不評だったがためにその後しばらく上演されることはありませんでしたが、フランス人バレエダンサー兼振付師マリウス・ブティパと彼の弟子レフ・イワノフによって改訂され、チャィコフスキーが亡くなった2年後の1895年に再演。

これ以降は評価が高まり、現代に至っているのです。

ボリショイ劇場の依頼により1876年に完成したこの作品は、ドイツの作家ヨハン・カール・アウグスト・ムゼーウスの童話『奪われたヴェール』を基に作られたため、舞台はロシアではなくドイツ。

そのストーリーは・・・私が書き起こすよりも、こちらの約3分間の映像で音楽とバレエと共にご覧いただいた方がよろしいかと・・・。

この作品は、一般的に白鳥と黒鳥を同じバレリーナが踊る1人2役。

全く性格の違う2人(羽?)を演じ、しかも32回連続のフェッテ(※スピン)もこなさなければならず、まさに目の回る忙しさ。

〝バレリーナ殺し〟とも言える名作なのですが・・・実は現在まで演出家によって様々なバージョンが生み出されており、結末もご覧いただいた短縮バージョンのようなハッピーエンドの他に、王子とオデットが共に死んでしまうという悲劇で終わるものもあるのです。

もし皆さんが演出家だったら、どちらのバージョンを採用しますか?

私は、チャイコフスキーの作品の多くが悲劇性を帯びているので、後者かなァ・・・。うー

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-12043640363.html?frm=themeより引用させて頂いております。