
名 誉
地上波・BSでは放映されないので日本ではあまり注目されていませんでしたが、先週末アメリカでゴルフ界の一大イベントが開催されていました。
ライダーカップ
(RYDER CUP )
と呼ばれるこの大会は、2年に1度アメリカチームと全ヨーロッパチームとの間で戦われる対抗マッチ・ゲーム。
石川遼選手が出場したアメリカ対世界選抜のプレジデンツ・カップとの隔年開催で行われ、コースもアメリカ・ヨーロッパ交互で開催されます。
ここ数回ヨーロッパに押されていたアメリカが地元開催で迎えた今回、金・土曜日と団体戦でリードしたものの、日曜日の個人マッチ戦では最初の5人が立て続けに破れて逆転されるという予想外の展開に。
ゴルフ専門チャンネルで深夜から生中継を観戦していた私は、俄然テレビの前から離れられなくなってしまいました。
その後はポイントの取り合いとなり、勝負はタイガー・ウッズとモリナリ(イタリア)の最終マッチ、それも最終18番ホールまでもつれ込んだのですが・・・。
1927年にイギリスの富豪サミュエル・ライダー氏の提唱によって始まったこの対抗戦・・・実は選手たちには一切賞金が支払われません。
にもかかわらず、選手にとっては代表に選出されることが最大の栄誉として受け止められています。
普段は数千万円の賞金獲得を目指して凌ぎを削っている世界ランキングトップ30に名を連ねる超一流選手が、いつもなら簡単に決められる1,2mのパットを沈めてガッツポーズをしたり涙目になったり・・・。
金のためでなく、歴史と伝統そして祖国とチームの名誉を背負って目の前の相手と戦うプレッシャーの重さと厳しさが、テレビ観戦している私にもビシビシ伝わってくる、まさに息詰まる攻防戦。
後日再放送される機会があれば是非皆様にもご覧いただきたい、ゴルフの面白さと怖さを十二分に味わえる名勝負でした。
ところで話は変わりますが、先日尖閣諸島問題を含めて 「日本人が右傾化している」 とワシントンポスト紙が報じました。
その記事を書いた記者・・・この大会会場に詰めかけたギャラリーが地元アメリカチームの勝利を信じて真っ赤なウェアに身を包み、
“USA! USA!”
と連呼する姿を見て 「アメリカは右傾化している」 と書くんですかねェ?
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11368315378.html?frm=themeより引用させて頂いております。

