極 意 < 上 >

今日から新年度・・・入社式を迎えたり初出社される新人さんもいらっしゃることでしょう。

せっかく入った会社や職場ですから、そこで最低3年は頑張ってくださいネ。

そんな新社会人の門出をお祝いする意味で、私の経験談をご披露させていただきます。


          ◆     ◆     ◆     ◆


あれはまだ私が20歳代後半・・・某支店で毎月の売上げ目標を達成すべく、必死に駆けずり回っていたヒラ営業マン時代のことでした。


入社した時から毎年6・7月と11・12月と年2回の積立保険キャンペーンがあったのですが、その期間中に取引先からお客様に積立保険の説明を依頼された私。


意気込んで紹介された方のご自宅に伺う事になったのですが・・・その訪問希望時間が、ちょっと変わっていたのです。


午前8時30分。


商談アポイントで、こんなに早い時間を指定されたのは初めてでした。


(なんでこんなに早くから?)


不思議に思ってみたものの、お客様の指定ですのでキッカリ8時30分に伺うと・・・そこは大きな農家。


(そうか、農業されてる方だったら、朝が早いもんナァ。)


何となく納得しつつ扉をノックすると、出てきたのは70歳代のおばあちゃん。


「おぉっ、朝からすまんのう。 ささっ、上がっとくれ。」


と手招きして私を満面の笑顔で迎えてくれるのです。


案内された居間の座布団に座ると、お茶を持ってきてくれたおばあちゃん。

               ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-お茶

それを大きな座卓の上に置くや否や、こうおっしゃるのです。


「なぁ、お若いの。 朝飯まだ食べてないんでないかい?」


(えっ?) と思ったものの、正直に 「いえ、もう食べてきました。」


するとおばあちゃん、何だか残念そうな顔をするんです。


「あの~、今日は保険の説明ということで伺ったんですが・・・。」


「そうそう、ワシが頼んだんじゃョ。

 まぁ、それはともかく・・・ご飯済んだんなら、お茶菓子でいいじゃろ。」


そう言うと、今度は奥から羊羹が運ばれてきました。


「さぁさ、召し上がれ。」


と差し出されたので仕方なく楊枝で一切れ口に運ぶと、食べ終わらないうちからおばあちゃんの〝独演会〟が始まったのです。


(いつ息継ぎしてるんだ?) と思う程の速射砲で、一方的に喋りっ放し。


一体、保険の説明はいつ始められるのやら?うー



               ・・・・・To be continued!



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10841932375.html?frm=themeより引用させて頂いております。