決 戦

中高年の巨人ファンにとって、今日は感慨深い日のはず。

1973年10月22日、川上巨人が前人未踏の


 セ・リーグ9連覇


を達成した記念すべき日なのですから。


しかもそこに至る過程が、それまでのペナントレースとは違い大混戦。


優勝したとはいえ、ON・・・特に長嶋選手の衰えが目立った巨人の戦績が66勝60敗4分け、勝率.524という薄氷の優勝だったことでもお分かりいただけると思います。


当時熱烈な巨人ファンだった私でさえ、もう殆ど優勝をあきらめたくらいでした。


ペナントレースも終盤、阪神が残り2試合を残してマジック1だったのですから無理もありません。


阪神の129試合目は中日球場でのドラゴンズ戦。

ドラゴンズの先発は、現・楽天監督の星野氏。


アンチ巨人を自認する星野投手は、阪神に勝たせようとわざと真ん中に球を投げたそうですが、優勝を意識してガチガチになっていた阪神のバッターは凡打の山。


結局Aクラス入りがかかっていた中日が阪神に勝ってしまいます。


この試合の途中、甲子園の最終戦に向かう巨人軍選手を乗せた新幹線が中日球場のレフトスタンド後方を走り去る光景がテレビで流されたことを、何故か今でも憶えていますが・・・実はこれ、川上監督が阪神にプレッシャーをかけるため、わざわざその試合中に通過する新幹線の切符を手配したんだそうな。

さすが名監督・・・そこまで考えるとは、V9は伊達じゃありません。


そして勝った方がリーグ優勝という運命の阪神-巨人の最終戦が行われたこの日、悲願の優勝をその目で見ようと集まった阪神ファンの期待は大きく裏切られます。


巨人の先発・高橋一三投手の前に阪神打線は沈黙。

9-0のワンサイドゲームで巨人が圧勝し、V9を達成!


ところが最後の打者カークランドが三振に倒れた瞬間、ベンチから選手たちが飛び出し監督を胴上げ・・・するはずなのに、巨人の選手は全力疾走でベンチに戻ったのです。


それもそのはず、試合終了が近づくにつれ球場内は阪神ファンの怒りで異様な雰囲気に包まれていましたから。


そして試合終了と同時に阪神ファンがグラウンドになだれ込み、両軍ベンチを襲撃。


その年三冠王を達成した王選手もベンチ内でポカリと殴られたとか。

下の写真を、よ~く見てください。

左側から王選手に伸びている手には、下駄が!ダメだぁ顔

          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

当然のことながらグラウンドでの胴上げなど出来るはずもなく、巨人軍の祝勝会は宿泊先の旅館の畳の上で行われたとか。


またこの最後の2試合に絡んでは、阪神側の不可解な動きも気になりました。


まず129試合目、それまで対中日戦7勝と相性の良かった上田投手ではなく、江夏投手を先発させたこと。


普通なら最終戦にエースである江夏を持ってくるはずなのに、何故?


更にこれは未確認情報ですが、その江夏投手に球団幹部が試合に勝って欲しくないというニュアンスの話をした、というのです。


江夏投手はこれに激怒したと伝えられていますが・・・なぜそんなことを言ったのか?


阪神球団とすれば、ギリギリまで優勝争いをしてくれればそれで十分。

下手(?)に優勝すると来季の年俸を大幅に上げなければならず、球団経営を圧迫するから・・・だと伝えられています。


いかにも大阪商人らしい発想・・・といったら阪神ファンに怒られるかもしれませんが、片や最後まで勝負をあきらめず新幹線の切符まで気を配る監督率いるチームと、自軍が勝って欲しくないと願う幹部が経営するチームとでは、結果は目に見えていたと言えましょう。


勝敗の分かれ目は、執念の差・・・それを思い知らされる、巨人・阪神両ファンにとって忘れられぬ決戦でした。笑3


奇しくもあれから39年後の今日、日本シリーズ出場を賭けて決戦の日を迎える原・巨人。


場所は甲子園ではなく東京ドームですから、勝てば遠慮なく胴上げが出来るはずですが・・・結果は如何に? 野球ボール

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11297116355.html?frm=themeより引用させて頂いております。