豚饅頭

〝真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない・・・〟音譜


中高年の方にはお馴染み、1975年に発表された小椋佳さん作詞・作曲による名曲 『シクラメンのかほり』 ・・・布施明さんの甘い歌声は耳触りが良く、カラオケで歌った経験のある方も多いことでしょう。


代表的な冬の花であるシクラメン・・・和名を 『豚の饅頭』 といいます。


これはシクラメンの英名が【sow bread 】(雌豚のパン=シクラメンの球根が豚の餌になることから命名)を日本語に翻訳したものだとか。


しかしあまりに可憐な花とミスマッチな名前ですょネ。

だから殆ど使われないんでしょうけど。あせあせ


さて、そのシクラメンを取引先の生花店さんからいただきましたので、、早速玄関先に置かせていただきました。


殺風景な玄関が、ホンワカとした雰囲気になりましたが・・・実は私、このシクラメンには切ない思い出があるんです。


          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

話は今から半世紀近く前、私が幼稚園児だった頃に遡ります。


とある日曜日の午後、両親がデパートに買い物に行こうとしたのですが、何故か私には留守番のご下命が・・・。

自分もデパートに行って遊びたかった私は、何度も 「連れてって~!」 とおねだりしたのですが、あっさり却下。


まぁ今にして思えば、はしゃいで鉄砲玉のようにどこへ行くか分からない息子を連れていけば、買い物どころでなくなることは十分理解できます。


しかし当時はそんなことなど分かろうはずもなく・・・どうしてもデパートに行けないと悟った私の目に飛び込んできたのは、玄関先に置いてあったシクラメンの鉢。


ちょうど写真のような鮮やかなピンク色のシクラメンを両親が大切に育てていたことを知っていた私は、思わずその花びらに手をかけて全部むしり取ってしまったのです。ダメだぁ顔


急に静かになった私を気にしてか玄関に出てきた両親は、茎と葉っぱだけになった鉢を見て絶句。


私を叱りもせず呆然と足元に散った花びらを見つめる両親を見た時、初めて私はすごく罪深いことをしでかしたことに気付いたのでした。


当然のことながら、デパート行きは中止。
その日一日は、異様な静けさが家中を支配していたことを憶えています。


それ以来、シンラメンを見るたびにチクリと心が痛む私。

しかも今までこの件で両親には謝っていません。


今後少しでも心が軽くなるよう、この場を借りて一言。


「オヤジ、オフクロ・・・それにシクラメンさん、ごめんなさい。」


〝花びらのない シクラメンほど 悲しいものはない~〟うー



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11425406074.html?frm=themeより引用させて頂いております。