駆け込み

2月1日から退職金が削減される埼玉県で、教職員の大量駆け込み退職が起きているといいます。

3月末で定年退職する公立校の教職員のうち、何と110人もが1月中の退職を希望しているというのです。


尚且つその中には教頭4人とクラス担任30人が含まれているそうな。


これは昨年11月、国会で成立した国家公務員の退職金引き下げ法案が遠因。


国が地方(公務員)に対しても同様の措置を求めたことに呼応し、埼玉県が県条例を改正。 2月1日から段階的に職員の退職金削減を決定したことによるとか。


例えば勤続35年・月給40万円の一般教諭の場合、1月末に退職すると退職金は約2,700万円ですが、3月末に退職すると150万円の減額。


2,3月の月給を差し引いても駆け込み退職すれば約70万円得する計算になるようです。


確かにこういう損得計算で早期退職することは民間企業でも多く見られますし、各人それぞれの経済事情等があることは分かります。


現に埼玉県以外でも、警察官などが駆け込み退職する現象が全国的にみられているそうですから。


しかし彼等は公務員・・・税金から給与が出ている点は民間サラリーマンと決定的に事情が異なります。


住民に奉仕するべき立場の人間が個人的な打算優先で動くことに、正直あまり良い印象は持てません。


上田埼玉県知事も記者会見で、「無責任の誹りを受けても止むを得ない」 と言明。


しかし、なぜ年度末のキリの良い年度末に施行しなかったのか? の問いには、「逆に人件費の負担増が約39億円に上り、また別の批判を招く恐れがあった」 とも釈明。

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結局はそれぞれの立場での自己保身が優先され、大阪市立ノ宮高校のゴタゴタ同様肝心な子供の教育に関しては二の次という感が否めません。


県知事・駆け込み退職を選択した教師共々、双方の批判をする権利はないように思えます。

安岡正篤先生の著書・『日本の父母に』 の中に、「教師憲章」 という項が。

そこには、


◆ 教育は職業的・社会的成功を目的とする手段ではなく、真の人間を造る

   ことを使命とする。


◆ 教師は学校と教壇を等閑(なおざり)にして、政治的・社会的活動をしては

   ならない。


などの心構えが列挙されています。


教師は聖職者なのか、それとも労働者なのか? 

公務員という立場を合わせ、教職員諸氏には己の立ち位置を再考して欲しいもの。


また今回の件に関し、最終的に早期退職をせず学期末まで子供たちの面倒を見ようと決心された先生方には、心より敬意を表します。



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11455577535.html?frm=themeより引用させて頂いております。