おふくろの味

「男子厨房に入るべからず」・・・こんな亭主関白がまかり通った時代は、いつ終わってしまったんでしょうか?

今は男性が料理するのは当たり前、「弁当男子」 とか、「料理合コン」 なんて普通に存在する現代・・・今や料理が出来ない男性は、生きていくのが大変なご時世になりました。

とはいえ、料理ってやってみると奥が深くて面白いもんです。

自分一人分だと気合が入りませんが、食べさせたいと思う人に 「美味しい!」 って言われるのは何よりも嬉しいもの。

もっともウチの女房は、私が毎日作っている朝食・・・一度も美味しいとは言ってくれませんけど。泣き1 マズイノカナァ~

現代は各種料理学校や、クックパッドなどのネット検索であらゆる料理のレシピやコツの情報が入手できますが、一昔前はテレビの料理番組や料理本を読むしかありませんでした。

そんな時代に最も活躍した料理研究家といえばこの方、

 土 井  勝  氏

今日は、彼の命日にあたります。

1921年に香川県高松市に生まれた土井氏は、海軍経理学校を優秀な成績で卒業。 また意外といっては失礼ですが、短距離のオリンピック候補選手だった程の健脚だったとか。驚き顔

高い能力を買われて、あの 「戦艦大和」 乗船の下命がおりましたが、自分がいたはずの持ち場に爆弾が落ちて主計科の戦友の大半を失ったことで退艦・・・その結果、大和最期の航海には乗船せずに生き残ったのだそうです。

海軍時代に体験した、少ない水で旬の野菜を調理する要領を生かし、終戦後の1953年に 「関西割烹学院」 を設立。

             ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-土井勝

料理研究を通して多数の著書を出版し、同時にNHK・『きょうの料理』 や、テレビ朝日・『土井勝の紀文おかずのクッキング』 などのテレビ番組に出演、主婦に手軽に作れる家庭料理を長年にわたり紹介されました。

海軍上がりとは思えぬ(?)笑顔を絶やさないソフトな語り口で、高級品ではなく日々の家庭料理を紹介する土井氏の姿・・・私も子供の頃から何度もTVで見ましたが、実は彼のバックボーンには、常に幼少期に毎日聞いていた 「母親の包丁の音」 があったのだとか。

それ故でしょうか、〝おふくろの味〟という言葉を流行らせたのは、この土井氏だったのだそうです。

今から15年前の1995年3月7日、肝臓がんで74歳の生涯に幕を閉じた土井氏でしたが、その料理法は多くの著作や、同じく料理研究家である奥様と2人の息子さんを通じて、未だに多くのご家庭で役に立っています。

我が家にも、女房が嫁入り道具(?)として持ち込んだ土井氏の料理本が一冊あります。(

             ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-土井勝 料理本

ご覧のように、使い込んでボロボロ・・・でも、それだけ土井氏の紹介する料理の数々は飽きのこない家庭の味だということなのでしょう。

ウチの女房はアバウトな性格なのに、こと料理の調味料はいつもキッチリ本に書いてある分量を守るんですが、なぜか味が毎回微妙に変わるんですょねェ。

まぁ、それだけ料理って繊細で難しいってことなんでしょう。

最近は 「食育」 が注目されている半面、ハンバーグ・餃子・カレー等々、何でもパッケージごと温めれば同じ味で食べられる時代。 


また昼食時に、ファミレスで子供に好きな物を食べさせて、自分たちはおしゃべりに夢中になっている若い奥様たちの姿を見るにつけ、今の子供たちには〝おふくろの味〟ってあるのだろうか?・・・と、余計なお世話ながら心配になります。

土井氏は昨今の食事情を、草葉の陰でどう思っているのやら・・・。うー



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10416913413.html?frm=themeより引用させて頂いております。