ガサ入れ

2010-07-08 07:07:07
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大相撲名古屋場所について、NHKが生中継をしないという決定を下しました。

放送開始から約半世紀以来初めてのことだそうですが、この英断はひとまず評価したいと思います。

一場所あたり約5億円もの放映権料を支払っていたそうですが、ダイジャスト版放送だけなら相当に安くなるはずですし、中継がなければ懸賞金も激減するでしょうから、相撲協会には大打撃のはず。

今まで事あるごとに口先で謝罪するだけでやり過ごしてきた協会幹部には、相当なショックだった・・・というより、そうであって欲しいところ。

それだけの損害を被ってもなお、名古屋場所が終わって謹慎が解けた後も今までと何ら協会幹部の対応が変わらぬようならば、大相撲の未来は限りなく暗いでしょうネ。

そんな中、昨日早朝より 「警視庁が野球賭博問題で阿武松部屋など数十ヶ所を一斉捜索する」 というニュースがマスコミ各社から一斉に流れました。

〝さもありなん〟という印象を受けますが、私には釈然としない報道でした。

なぜならそれは 「捜査が入った」 というのではなく、「これから捜索する方針を固めた」 というものだったからです。

実際に家宅捜索が始まったのは昼前後から・・・これ、警視庁記者クラブを通してマスコミを利用した〝捜索の事前予告〟だったのでしょうか?

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-阿武松部屋

かつて私が保険会社に勤務していた時、本社・部支店には大蔵省(※現在は金融庁)・財務局・協会・社内検査部が代わる代わる、ほぼ毎年何らかの検査が入りました。

そしてその全て (社内検査部でも) が事前予告なしの抜き打ち。

私が某地方支店に勤務していた時、女子社員がフロアにいない昼休みに見知らぬ男性2人が来訪しました。

「いらっしゃいませ。 ご用件は何でしょうか?」

そういって応対に出ると、彼らは黙って名刺を差し出すのです。

(無愛想なオッサンだなァ・・・。)そう思いつつ名刺を見た私は、腰を抜かすほどビックリしました。 肩書きに〝○○財務局 主査〟と書いてあったのです。

「支店長はいらっしゃいますか?」 慇懃無礼におっしゃるこの検査官を、焦りながら支店長室に案内したことは今でもはっきりと覚えています。

当然、その日に検査内容を指示され、翌日が検査日という待ったなし。 

私たちはその晩、徹夜で資料作成に掛かりきりとなりました。

もし事前予告されていたら、どれだけ楽だったかは想像に難くありません。

然るに今回の報道・・・うがった見方をすれば、「もうすぐガサ入れするから、ヤバい物は処分しとけョ。」 と言っているようなものでは?

しかも一部のニュースでは、「力士たちの携帯を没収して・・・」 等とご丁寧に捜査内容まで伝える始末。(もっとも携帯を廃棄しても、電話会社からデータは取れるでしょうけど。)

「警視庁24時」 のようなTV特番で、早朝6時頃に捜査員数人が被疑者宅を急襲(?)するシーンがよく放映されますが、その場合は予告などしないはず。

実は前々から不審に思っていたのですが、地検特捜部などのガサ入れでは捜査対象が大企業や政治家絡みの場合に同様の〝予告報道〟がなされ、実際の着手まで数日かかることもしばしば。

また検察・警察以外でも、各監督官庁が立入検査する場合、天下りの受け入れ先には予告がある・・・という話を耳にします。

こんな手法で捜査資料や証拠を隠滅されないのか、不思議でなりません。

公権力も、力のある相手や自分たちが(将来)お世話になる先には気を使う、というか手心を加えるということ?うー

李下に冠を正さず・・・国民の信頼を落さぬためにも、あらぬ疑いを持たれないよう公明正大な捜査をして欲しいものです。


それとも、私がつまらないことを気にし過ぎなのでしょうか?



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10583715367.html?frm=themeより引用させて頂いております。