クリーン

3日前の日曜日に行われた北海道5区の衆院補選で、与党・民主党の新人候補を破り、自民党・町村信孝氏が当選しました。

前回の選挙で民主党・小林千代美氏に敗北、比例区で復活という屈辱を喫した町村氏が、その座を投げ打ち背水の陣で迎えた今回の選挙でリベンジした形です。

尖閣諸島問題や小林元議員の辞職の原因となった北教組事件が影響したのでしょうが、民主党政権はますます国会運営が厳しくなるのは必至でしょう。

この選挙は実質的には民主 vs.自民の一騎打ち、両陣営とも大臣・幹部クラスが続々と現地入りして応援演説をしたそうですが、なぜか菅総理は行かず・・・やはり〝負け戦〟にはクビを突っ込みたくない方なんでしょうかねェ。うー

それはともかく、今回の選挙に関して私が個人的に気になったのは、町村氏が選挙運動で訴えた争点が 「カネと政治」 だった、という点です。


              ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-町村信孝

町村氏自身は、自民党の最大派閥・町村派(清和会)の領袖。

当然のことながら派閥の議員たちの政治資金の面倒を見る立場ですから、その彼が 「カネと政治」 に関し、胸を張って選挙民に訴えるとは・・・失礼ながら私には奇異に感じました。

過去の自民党金権政治を棚に上げて、(元自民党だった)小沢氏を標的にしたネガティブ選挙など、大物議員にはやって欲しくなかったですネ。

よく 〝(カネに)クリーンな政治〟 を旗印に掲げる候補者がいますが、一体何を基準にして〝クリーン〟 なのか、有権者はどう判断するのでしょう?

国会議員選挙に立候補した場合、供託金を含め事務所賃貸・レンタカー・応援部隊の人件費・ポスター等印刷費で、現実には最低2,000万円以上のカネが必要といわれています。

しかも当選には、「1票あたりン千円、ン万円」 の経費は常識とか。

立候補者は、当選するだけでそれだけのカネを作らねばなりません。

そして当選後も秘書や事務所の経費・印刷費は恒常的に必要となります。

大臣にでも就任するならともかく、新人議員にそれだけの資金が果たして〝クリーン〟に工面できるものなのでしょうか?


以前ロッキード事件で世間が大騒ぎの頃、参議院議員・秦野章氏(故人)が、

「政治家に徳目を求めるのは、八百屋で魚をくれというのに等しい」

という名(迷)言を吐き、猛烈な批判を受けたことがありました。

でも私自身は、実に仰る通りだと思ったものです。

何といってもこの秦野氏は警視総監をも務めた元警察官僚トップ・・・その言葉に一層真実味がありましたから。ダメだぁ顔


率直に言って、政治活動に関わるカネの流れを徹底的に洗われて、全くホコリが出ない国会議員は殆どいないのではないでしょうか。


昨日民主党・岡田幹事長が、マニフェストで明記していた 「企業献金の全面禁止」 を一部解禁すると明言したことも、〝政治にカネがかかる〟証左といえましょう。

(もっとも、このタイミングでこんな事を何故言い出すのか、私は理解に苦しみますが・・・。)

日本の政治レベルを上げるためにも、政治家には〝クリーン〟などという耳触りのよい言葉を操るのではなく、具体的な政策を掲げ論じていただきたい。


また有権者も 「若さ」とか 「美人」 などという外見的・表面的な要素ではなく、政治家としての力量・資質を問わなければなりません。

当選直後の町村氏は 「これで新しい政治の流れができる」 と挨拶していましたが、その新しい流れとは何なのか?・・・大物議員らしく、是非具体的に論じて欲しいものです。


いつまでも一議員のカネ絡みの問題で国会審議を滞らせているようでは、自民党はいつまでたっても国民の信頼を回復できないと私は思うのですが・・・いかがでしょう?



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10686988367.html?frm=themeより引用させて頂いております。