
チクッ!
『ロッキード事件』・・・1976年に発覚し、大型旅客機の納入に絡み前内閣総理大臣・田中角栄氏を始め政治家、全日空社長や丸紅役員、更には政商・フィクサーといわれる人物も逮捕された、戦後日本最大の疑獄事件でした。
結局田中氏を始め多くの被疑者が控訴中に死去したため、事の真相は分からず仕舞いになっていますが・・・。
さて当該事件に関する丸紅ルート公判の中で、今から29年前の今日・1981年10月28日・・・ある重要証言が飛び出しました。
証言の主は、榎本三恵子さん。
田中首相の元秘書・榎本敏夫被告の元妻だった方です。
身内といってもいい彼女が、何と自分の元夫が5億円の授受を認めていたと証言・・・これにより、田中被告は窮地に追い込まれることに。
この翌月、彼女は記者会見を行い、
「真実を述べるのは国民としての義務。 夫は 『どうしようか』 と言うので、お金を受け取ったのかと聞き返すと、一瞬迷いながらも軽く頷いた。
ハチは一度刺したら命を失うと申しますが、人を刺すという行為で私も失うものが大きいと思う。」
後に〝ハチの一刺し〟という流行語を生んだ発言でした。
(でもこれ、〝チクッ〟というより〝グサッ〟ですょネ。)
それまで、このような政界絡みの事件で身内に不利な証言が出ることは、殆どなかったと思います。
この証言が契機となったのか、現役首相と付き合っていた女性がお手当の額を 「三本指」 と暴露するなど、〝男女の秘め事〟をオープンにすることが当たり前(?)の風潮になったような・・・。
おそらく、そうなるまでには当事者同士の間に様々な経緯があったのでしょうが、それにしても・・・と内心ゾッとした男性は多かったのではないでしょうか。
この後、榎本女史は加納典明氏の撮影によるヌード写真集を発売したり、お笑い番組の 『オレたちひょうきん族』 にハチの着ぐるみで登場したり、はたまたレコードをリリースするなど大活躍。
オファーする方もする方ですが、話に乗る方も乗る方・・・と、冷めた目で私は見ていましたが。
ところで、榎本女史が口にした「蜂は一度刺したら死ぬ」・・・本当に死ぬのは、実はミツバチだけなんです。
男性からすれば、女性は一度刺したら死ぬような儚きミツバチではなく、何度も刺せる恐ろしいスズメバチかも。
あなたは〝蜂の一刺し〟をされた経験、ありますか?
あるいは、した事がありますか?
ちなみに私は・・・蜂にも女性にも刺されたことはありません! ホントカ?
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10591151281.html?frm=themeより引用させて頂いております。

