パイルD‐3の壁

2011-06-27 07:07:07
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また一人、懐かしい俳優が83歳でこの世を去りました。


 ピーター・フォーク 氏

 (Peter Michael Falk

1927年、ニューヨーク州に生まれたフォーク氏は、10歳頃から演劇に興味を示し、12歳で舞台に出演。


第二次大戦後に大学で政治学の修士号を取得し一旦は公務員となったものの、演劇への想い絶ち難く再び舞台に立つようになりました。


演技力が評価されブロードウェイからTVドラマ・映画にも出演。

2年連続でアカデミー助演男優賞、またエミー賞にノミネートされた実力派。


しかし何といっても彼を有名にしたのは、TVドラマシリーズ・『刑事コロンボ』 でしょう。


           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-Peter Michael Falk

ヨレヨレのコートに安葉巻、おまけに乗ってるクルマはオンボロの2ドアセダン・・・どう見てもうだつの上がらないコロンボ刑事が、番組冒頭で明かされる犯人をジワジワと追いつめるという当時の日本にはなかったドラマ構成。


当初は 「日本では最初に犯人が分かるようなドラマは流行らない」 なんていわれたそうですが、そんな声を裏切って高視聴率をマーク。


私は30年以上前に初めてこの番組を見た時のタイトルとストーリーを、今でも鮮明に覚えています。


『パイルD-3の壁』 と題されたその回は、犯人が建築家でした。


彼を追い詰めようと、コロンボ刑事が建設中だったビルの基礎コンクリートを取り壊して死体を捜索したものの、見事に空振り。


うなだれて帰るコロンボが敗北を喫したかに見えましたが、その夜捜索された工事現場に埋めようと死体を運び込んだところを、待ち構えていたコロンボが見事に逮捕・・・という、犯人の心理を逆手に取った見事な一発逆転劇。


ほぼ同時期に放映された『太陽にほえろ!』 のような派手なアクションやドンパチが全くない反面、犯人との駆け引き・心理戦はそれまで見たことのない展開が非常に新鮮でした。


小池朝雄氏の吹き替えもコロンボ刑事のイメージにピッタリ・・・以後、毎週放映される日米2つの対照的な刑事ドラマを見るのが楽しみだったものです。


残念なことに、晩年のフォーク氏は重度のアルツハイマー症を患い、自分が刑事コロンボ役だったことすら覚えていなかったとか・・・。


「ウチのカミさんがねェ・・・」


当時学生だった私にはピンとこなかったこの名セリフ・・・今自分が常套句として使う年齢になったことをかみしめつつ、名刑事役のご冥福をお祈りしたいと思います。笑3


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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10933760947.html?frm=themeより引用させて頂いております。