
ピッ!
昔のスーパーでは、レジ係の女性が一つ一つの商品の値段を打ち込んで精算をしていましたが、今ではバーコードで〝ピッ〟と読み取るだけ・・・本当に便利になったものです。
このバーコードがアメリカで特許として認められたのが、今日・10月7日のことでした。
さて皆さん、それは何年前の事だったと思いますか?
正解は、なんと半世紀以上前の1952年。 ヘェ~
その3年前の1949年に、B・シルバーとN・J・ウッドランドという、2人の大学院生が開発しました。
線の太さによって数値や文字の情報をを1次元のコードに変換し、機械がデジタル情報として入・出力しやすくする画期的な識別方法だったのですが、残念ながら即実用化とはならなかったようです。
その頃から週単位でまとめ買いする顧客が多く、スーパーのレジで精算に手間取り長蛇の列ができるのが当たり前だったアメリカでは、その解消法を模索し続けていました。
そんな中、ちょうどコンピューターが普及し始めた1967年・・・大手小売チェーンのクロガー社が、商品にバーコード・タグをつけてコンピューター入力する方法を実用化。
これが一気にアメリカ全土に広がり、1973年にはアメリカフードチェーン協会等がバーコードに関して統一規格〝UPC (Universal Product Code )〟を定めるに至ります。
アメリカでの成功を見た各国もすぐさま追随。
1977年にイギリス・ドイツ・フランスなどが欧州共通の〝EAN(European Article Number )〟を制定、日本もその翌年に国際EAN協会に加盟します。
現在では大抵の商品に印刷されているバーコードですが、一般的に左から2桁が国コード(※日本の場合は49または45)、次の5桁がメーカー・コード、次の5桁がアイテム・コード、そして一番右がチェックデジットすなわち間違い防止用・・・全部で13桁から構成されています。
左の数字が49や45でなければ、それは外国製ってことになるわけですネ。
そして商品だけでなく、現在では宅配便などでもバーコード管理をしていますが、皆さんが持っていらっしゃる預金通帳にもバーコードが印刷されているのをご存知ですか?
どこに入っているか、ちょっと通帳を開いてみてください。
そして 「へぇ~、こんなところでも使うんだ。」 と私が感心したのが、健康診断の書類。
問診票やその他の書類全てにバーコードシールを貼り、受付で 「ピッ、ピッ」 と手際良く処理するのには思わず捻りました。
でも一方で、何だか自分がロボットとかの工業製品になったような、妙な気分になりますけどネ。
それと、これは聞いた話なんですが・・・。
某コンビニのオーナーが、暇な時に薄くなった自分の頭にバーコードリーダーを当てたら 「ピッ」 と反応した っていうんですが・・・これ、ホント?
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10569746237.html?frm=themeより引用させて頂いております。

