丑三つ時の呻き声


昨夜はいろいろ雑務があって、午前1時過ぎまで机にかじりついていた私。


普段寝つきが良いはずなのに、寝床に入る直前までデスクワークしていたためか珍しく寝つけませんでした。

寝返りを何回も打ちながらフッと枕元の時計を見ると、まもなく午前2時。

「オイオイ、丑三つ時だょ。 もう寝なきゃ。」

やっと瞼が重くなり、ウトウト・・・としたその時でした。

「ドンッ!」

という、聞き慣れない鈍い音が、耳に飛び込んできたのです。

(な、なんだ・・・今の音は?)

しばらくじっとして耳を澄ませていると、今度は

「うっ、ううっ・・・。」

という女の呻き声が聞こえてくるではありませんか!

(まさか・・・。)

           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-月夜

少し体を起こして、暗闇の中で目を凝らして呻き声のする方を見ると・・・ベッドの向こう側から、ヌ~っと人の手が出てくるではありませんか!

(う、うわっ・・・さ、貞子だっ!) 思わず息を呑む私。

その手は徐々に私の方に伸びてきて、次に頭が・・・ムックリと現れた女性の影。

(あわわわっ・・・・・・・んっ?)

よ~く見たら、女房でした。

何のことはない。 彼女がベッドから転がり落ちて、這い上がってきたんです。

「お、お前・・・大丈夫か?」

「う、ううっ。」

「気をつけろょなァ。 脅かしやがって、まったく。」

「う~。」

彼女は呻きながらゴソゴソと定位置に戻ると、そのままスヤスヤと寝息を立ててご就寝。驚き顔 ヲイヲイ・・・

一方の私は、驚かされて心臓バックバク。

あの〝貞子のシーン〟を思い出してすっかり目が覚めてしまい、マンジリともしないままいつもの起床時間・午前4時を迎えてしまったのです。

2時間後、女房が起きてくるなり聞いてみました。

「お前、ベッドから落っこちたの・・・覚えてるか?」

「えっ・・・そうだったの? それでさっきから腕が痛いんだ。」

やっぱり覚えてな~い!ダメだぁ顔

「でも、良く寝られたワ。 アンタも寝たんでしょ?」

あのねェ~、おかげさまでほぼ徹夜だっちゅうに。うー

(絶対オマエの方が長生きするョ。)

あっ、名誉の為に申し上げますが・・・彼女がベッドから転げ落ちたのは、結婚以来これが〝たったの2度目〟ですからネ! 



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10340765877.html?frm=themeより引用させて頂いております。