二 鵬

片や不滅の幕内優勝32回の記録を誇る、昭和の名横綱大鵬幸喜氏。

片や現役唯一の横綱にして、双葉山関の大記録に迫る63連勝を記録した平成の大横綱白鵬関。


この角界の頂点を極めたお二人の貴重な対談が、月刊 『致知』 11月号に掲載されていました。

※大鵬幸喜氏については以前拙ブログでご紹介しておりますので、ご存じない方はこちらをご覧下さい。(

  < http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10235638829.html
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モンゴル相撲で23歳で横綱となり、優勝6回を誇る名力士を父に持つ白鵬関ですが、子供の頃は身体が細く、バスケットボールに熱中していたとか。

そして15歳の時に相撲部屋の稽古ツアーに参加し来日した時はどこの部屋からも声がかからず、帰国前日に父親同士が友人だった旭鷲山関が大島親方に頼み込み、ギリギリで宮城野部屋への入門が決まった・・・というのですから、人間の運命は分かりません。

その宮城野部屋が大き過ぎず小さ過ぎず、しかも良い師匠・いい仲間に巡り合えたことに感謝している・・・とは、白鵬関の弁。

 ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-白鵬
ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-大鵬

その白鵬関の凄いところは、先輩横綱の大鵬氏に教えを請い、奥さんも大鵬夫人に 「おかみさん指導」 を受けるなど、横綱という角界の頂点に立った現在でも大相撲を探求し、己を高めようとする謙虚な姿勢を崩さないこと、だと私は思います。

またその姿勢に感じ入り 「絶対70連勝できるし、優勝32回も超えられる」 と、相撲界の発展のために自分の記録を抜くよう後輩にアドバイスを送る大鵬氏もさすが。 その大鵬氏は、

「稽古が嫌で逃げ出すような人は伸びませんね。 散々しごかれてトイレで泣いたこともありましたが、鬼となって稽古をつけてくれる人がいることが良かったのです。

うるさく言ってくれる人がありがたいのです。 その時は(こん畜生!)と思っても、時が経てばあの人のおかげ、この人のおかげと感謝の気持ちが湧いてくる。」

と仰っていますから、頂点に立つ者に必要なのは〝感謝する心〟だと、あらためて確信した次第。

大横綱・双葉山関を研究し 〝我いまだ木鶏たりえず〟 の境地を追い求め、「自分を育ててくれた相撲に恩返ししたい」 と口にする白鵬関・・・恐るべき26歳というべきでしょう。


〝鵬〟は 「おおとり」 とも読む、ひと飛び9万里といわれる中国伝説の巨鳥。

両雄は、まさにその雄大な飛翔を彷彿とさせるスケールの持ち主ですネ。

お二人に共通するもの・・・強さはもちろんですが、それ以上に〝美しさ〟。

それは体の柔軟性や色白な肌だけでなく、内面から滲み出ている精神性にある、と私には思えます。

この白鵬関が頂点に立っている内は持ちこたえるでしょうが、彼を見習い追い越そうとする日本人力士が出てこない限り、大相撲の将来はないでしょう。

なにより、現在の日本相撲協会の理事長以下幹部たちに白鵬関や大鵬氏のような心がけがあるかどうか・・・が問題でしょうけど。うー

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11039845688.html?frm=themeより引用させて頂いております。