倫理観

2010-10-10 07:07:07
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NHKで、またしても不祥事が起きました。

大相撲の野球賭博事件に関して、同局スポーツ部の30代の記者が時津風親方に家宅捜索情報を携帯メールで送信していたことが発覚したのです。

「明日賭博関連で数ヶ所に警察の捜索が入るようです。

既に知っていたらすみません。ガセ情報だったらすみません。

あと他言無用で願います。NHKから聞いたとバレたら大変な問題ですので。」

こんなメールを家宅捜索が行われる7時間も前に捜査対象者に発信したそうですから、警視庁が証拠隠滅容疑に当たる可能性があるとして、記者本人や協会関係者から任意での事情聴取を行ったのは当然でしょう。


(時津風親方はメールを見たことを認めていますが、この文面を読んで何ら行動を起こさなかった・・・というのも、私の感覚からすれば不自然ですけどネ。)

NHK側の発表では、本人が「(情報の)真偽を確かめようと思った」 と話しているそうですが、メールの文面からはそういう趣旨でないことは明白。

メリットを供与することによって人間関係を深めようとしたのでしょう。

          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-NHK

私も損保業界で20年程営業職を経験しましたから、契約をいただくため取引先や新規見込み先に何とか取り入ろう、印象を良くしようと手を尽くす気持ちは良く分かります。

しかし誕生日にプレゼントを贈るのと警察のガサ入れ先に捜査情報を事前に漏らすことが違う事くらい、30歳過ぎの社会人が判断できなかったのでしょうか?

ましてその違法性を 「バレたら大変」 と認識していながら、証拠として文面が残るメールで送信するとは・・・何というおマヌケ。

しかし私が問題視するのは、その記者本人もさることながら、NHKの(モラル)体質です。

そもそも当該記者は、他局から入手した情報を確認するために・・・と話しているそうですが、その真偽を調査対象者に直接確認するなんてまず有り得ない話。

局内部で得た情報を自己利益のために利用した、と考える方が自然でしょう。

しかし報道局長は「捜査に支障を与えかねず、コンプライアンス上不適切で、報道倫理上も問題がある」 と記者会見で謝罪したものの、他のマスメディアからの 「他社からではなく、NHK内部から得た情報を漏らしたのではないか」 という追及に対し、否定したものの明快な論拠を示せず、しかも当該記者の氏名を公表しませんでした。

氏名を公表しない理由を 「懲戒処分が行われていない」 からとしましたが・・・事の重大性から見て、これでは視聴者が納得しないでしょう。

公共放送機関という民放にも増して報道倫理に対し襟を正さねばならない立場にありながら、こんな身内に甘い隠蔽体質が変わらぬままで、受信料の徴収や第三者に対する毅然とした取材ができるのでしょうか。


ここ数年前だけでも、主な不祥事としては

 2004年 紅白歌合戦担当プロデューサーの制作費不正支出

 2007年 複数職員によるインサイダー取引(2008年に発覚)

        『NHK海外ネットワーク』番組内でのヤラセ(2010年に発覚)

などがありました。 

非常に高い競争倍率を勝ち抜いて入局した優秀な人材が揃っているはずのNHKで、何故こうも次々と職員の不正事件が起きるのか?

大学受験並みの難しい筆記試験も結構ですが、常識的なモラルや倫理観を問う面接を行うなどの採用試験の手法、あるいは教育カリキュラムの見直しを検討すべきかもしれませんネ。うー

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10671477679.html?frm=themeより引用させて頂いております。