再建王



以前、経営不振に喘ぐ日産自動車の社長に就任、同社を短期間に建て直した 〝コスト・カッター〟 ことC・ゴーン氏は有名です。


しかし我が国には、それより半世紀近く前に徹底的な経費削減を柱に数多くの赤字会社を立て直した人物がいらっしゃいました。 その人の名は、


 坪内 寿夫 

今日は 「再建王」 と異名をとった、この名経営者の命日にあたります。


坪内氏は、1914年愛媛県生まれ。

弓削商船学校卒業後に南満州鉄道に就職するも、太平洋戦争に従軍。

復員後は家業の映画館の経営に携わり、日本で初めて「2本立て」を行い評判を取るなどのアイデアマンだったようです。


その経営センスに目を付けたのか、地元地銀が経営不振に陥っていた來島船渠株式会社(現・新来島どっく)の社長就任を依頼。 


それを受けた坪内氏は徹底的な経費削減を行い、会社再建に成功。

これを見た銀行は次々に赤字会社の再建を依頼し、坪内氏は悉くそれを成功させていきました。

              ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-坪内寿夫

◇原材料費・経費等を全て前年比20%カット

◇就労時間の厳守=完全就労の徹底

◇平社員を役員に抜擢したり、その逆も行うなど徹底した信賞必罰人事

ドラえもんのような愛嬌ある外見からはちょっと想像できない程の、強烈かつ徹底的に大ナタを振るった坪内氏の経営手法について行けず、会社を去る者も多かったようです。

しかし彼自身も社長室・役員車の廃止、ゴルフは一切やらず365日休まず出社するなど、率先垂範の姿勢を崩しませんでした。

だからこそ坪内氏を信奉して残った少数精鋭の社員によって、トップダウンの会社組織を作り上げられた、とも言えましょう。

その後も請われて佐世保重工業、関西汽船、オリエンタルホテルなど大会社の再建を任された坪内氏・・・その経営手法には、体育会的、超ワンマン等という批判もあります。


しかし私は、倒産寸前の会社の再建はそれくらい強烈なトップ・リーダーが先頭に立たない限り無理だと思いますし、それが時代を超えた真理であることはゴーン社長も日産自動車のV字回復で実証したと思うのです。


現在の混迷する政界をみるにつけ、坪内氏クラスの強烈なリーダーの出現を期待するのは、私だけではないでしょう。

1999年12月28日、85歳で天寿を全うした〝四国の大将〟のご冥福をお祈り致します。笑3


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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10669609672.html?frm=themeより引用させて頂いております。