割り屋

2010-09-23 07:07:07
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先日、障害者割引郵便制度の悪用に絡む厚生労働省・偽証明書発行事件の裁判において、村木元局長が無罪となった時、私は検察側が 「まずストーリーありき」 の見込捜査を行い、強引な誘導尋問等で調書の作文をした結果だと思いました。

しかし一昨日、郵便不正事件の主任検察官が証拠の改ざん容疑で大阪地検の主任検事が逮捕されたのには、さすがに驚きましたねェ。

検察官は、警察から送致された事件について被疑者・参考人の取り調べを行ったり、また自ら捜査を行って収集された証拠を検討した上で被疑者を起訴するか否かを決定する大きな権限を持ちます。

本来ならば法の番人・正義の味方たるべきその権限者が、自らの出世のため(?)壮大なストーリーを正当化すべく証拠を改ざんするとは。

逮捕された主任検事はこれまで大きなヤマを手がけ、被疑者から重要証言を自白させる〝割り屋〟として大阪地検ではその手腕を高く評価されていたようですが、一方では強引な取調べを指摘されていたとか。

「故意ではなく、パソコン操作中にうっかりデータを変えてしまった。」

逮捕された主任検事はそう供述しているそうですが、もしそんな子供じみた証言を一般の被疑者がしたら、到底彼ら自身は信用しないでしょうに。うー

それにその操作をPCでするためには特殊なソフトが必要だそうですから、この供述の信憑性は殆どないでしょう。

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-検察庁

郵便不正事件では、公判の中で裁判所から次々と自白調書が証拠不採用とされる異常事態を重く見た最高検が、判決前から取調べの中身を検証していたといいます。

それ故に今回の異例ともいえる身内の電撃逮捕となったのでしょうが・・・私がこの不祥事で最も不信感を抱くのは、この主任検事の証拠データ改ざんに関して、大阪地検トップの検事正をはじめ複数の上席検事が本人からその報告を受けながら黙認してしたこと。

これ、うがった見方をすれば彼ら上席検事も過去に同様の経験があった、あるいは検察内部では証拠改ざんは特異な事例でなかったことの証左では?

万が一にもそうであったなら、検察は正義の味方どころではなく、〝犯罪を作り出す捏造機関〟だと言われても反論できないでしよう。

もはや別の意味で〝泣く子も黙る検察〟〝鬼より怖い特捜〟・・・まさに戦前の特高警察の如きイメージですょネ。

元来、検察は弁護士に比べて裁判所と密接な関係にある、といわれています。

一定期間検察官が裁判官に、また裁判官が検察官になる 「判検交流」 という人事交流が行われており、それ故に刑事事件では検察有利な判決や誤審が出やすいという指摘もあるのです。


そんな司法の現状の中で、正義の味方であるはずの検察側に証拠を改ざんされたら、被疑者・弁護側には到底勝ち目がありません。


1993年のゼネコン汚職事件に際し、取調室で暴行・暴言を被疑者に浴びせたことが明るみに出て検察官が逮捕されるなど、過去何件も検察官の不祥事がありましたが、これらとは比較にならない程検察庁の威信を揺るがす大事件・・・果たして最高検が身内の捜査をどこまで行い、どう公表・処分(起訴)するのか? 


私は今後の動静を大いに注目したいと思います。


ある日突然逮捕され、身に覚えのない罪で起訴される・・・村木元局長は奇跡的(?)に無罪放免となりましたが、誰にでも起こり得ることだけに決して他人事ではありませんから。



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10655883672.html?frm=themeより引用させて頂いております。