化 身

2009-02-15 07:07:07
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(以前も拙ブログで申し上げた通り、) 私がバッハを本格的に聞き始めたのは40歳を過ぎてから・・・。

しかしそんな私でも、〝バッハの化身〟とまで称されたこの偉大な演奏家の名前は、中学生の頃から知っていました。

カール・リヒター (Karl Richter

このバッハ演奏・解釈の権威が亡くなったのは、1981年の今日・2月15日のことでした。

リヒターは1926年、ドイツ・プラウヘンで牧師の子として生まれました。

11歳でドレスデン聖十字架教会の聖歌隊メンバーになり、ここでバッハの合唱曲に親しみます。

1946年にライプチヒ音楽大学に入学。 シュラウベとラミンという、戦前におけるバッハ演奏の大家2人に師事しました。

当初東独で活動していたリヒターですが、やがて自由な音楽活動を求めてミュンヘンに移住、以後西独を活動拠点とします。

徐々に頭角を現したリヒターはミュンヘン・バッハ管弦楽団・同合唱団を率いたアメリカの演奏旅行で成功を収め、1958年に録音した『マタイ受難曲』が世界的に大ヒット、名声を確立します。

1969年には来日も果たし、絶賛を浴びたそうですね。

そして演奏旅行だけでなく、カンタータを始めとして精力的なレコーディングも行い、おかげで今でも彼の名演奏を数多く楽しむことができます。

しかし1981年の今日、多忙の日々を送っていた彼を心臓麻痺が襲います。

まだ54歳という若さでした。

           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-カール・リヒター

彼の演奏は・・・古楽器ではなく現代楽器を使用したこと、また旧バッハ全集の楽譜を元に演奏したこと等で、その評価はクラシック界で2分されているのだとか。

私はその道のプロではないので詳しくは分かりませんが、リヒターの演奏を聴く限りにおいては、緻密・正確・厳粛・・・いかにも〝ドイツ人のバッハ〟という印象を強く受けます。

我が家にも何枚か彼のCDがあり、()の 『ヨハネ受難曲』 や 『カンタータ選集』 など、よく聴いています。 (ただ、何故か誉れ高い 『マタイ受難曲』 は彼の演奏ではなく、カラヤンのCDしか持っていないのですが・・・。)あせあせ

無名時代、バッハの合唱作品を一緒に歌うメンバーを集めるために、自ら寒いミュンヘンの街角に立って、合唱団員募集のビラ配りをしたといいます。

そんなひたむきな情熱家・リヒターの演奏によるカンタータを、彼の冥福を祈りつつ・・・今宵静かに聴き入りたいものです。 笑3



こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10205777975.html?frm=themeより引用させて頂いております。