
古 本
今月16日、670店舗を持つ全米2位の大型書店チェーン・ボーダーズが(日本でいう)民事再生法の適用を申請したというニュースが流れました。
負債総額が約1,080憶円という超大型倒産ですが、その主たる原因は書籍販売のネット化と電子化・・・ということは、いずれ日本の書店でも同様の現象が起きる可能性が高いでしょうネ。
本屋サーフィンが好きなアナログおやじの私には、全く嬉しくないニュース。
各書店には是非頑張ってもらいたいところですが、『日経ビジネス』 2月21日号に興味深い記事が掲載されていました。
大手書店チェーンの 『文教堂』 が古本の買い取りに参入・・・これは昨年から始まっていたのですが、その手法がなかなか強烈というか、斬新というか。
それは、一部のベストセラー本に、
【こちらの商品、定価の30%で買取致します!】
というタグをつけて店頭に並べるというもの。 アララ・・・
例えば、以前話題になった水嶋ヒロさんの処女作・「KAGAROU」。
新刊本を販売価格1,470円で購入した記者が数日後に持ち込むと、タグの表示通り30%で買い取って420円をバック。
そしてその本はビニール袋に入れられ、定価の30%引き・980円で店頭に並べられたというのです。
しかもその売り場は、新刊本のコーナーから僅か数メートル離れた場所。
今まで古本の買取・販売はブックオフなど専門店で行われており、新刊本との住み分けがはっきりしていましたが、これからの書籍業界は新古本を区別なく扱うという、まさに生き残りをかけた〝仁義なき戦い〟に突入しそうです。
私の場合は読んだ本を書棚に並べてニンマリするのが好きですし、それに時々読み返しますから、売ることはまずありません。
それに誰が読んだか分からない本を手にするのも、ちょっと抵抗が・・・。
さて、皆さんはベストセラーの新刊本と30%引きの中古本・・・書店でどちらをお買い求めになりますか?
また期限内に読んで書店に持ち込めば30%のキャッシュバックを受けられるなら、ネットで購入せず書店に足を運びますか?
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10805272228.html?frm=themeより引用させて頂いております。

