塩狩峠

先日拙ブログで作家・三浦綾子さんを取り上げた際、複数の方から彼女の作品 『塩狩峠』 に感動した、というコメントをいただきました。


『氷点』 くらいしか知らなかった私は、皆さんが涙したというこの作品に興味が湧き、早速手に入れるべく地元書店へ。


ところが新潮文庫の書棚に行くと、残念なことに三浦綾子さんのスペースに本が1冊もありません。


(やっぱり30年以上前の作品だと在庫はナシか・・・)とガッカリしたその時、ふと隣りの三島由紀夫氏のスペースに目が止まりました。


真っ赤な背表紙の本が何冊も並んでいるその真ん中に、1冊だけ緑色の本が挟まっていたのです。


「私は、ここョ。」ラブラブ


そんな声が聞こえてきた気がして見てみると・・・何とそれが 『塩狩峠』 !

まるで私が来るのを待っていたかのようなこの文庫本を、早速読んでみました。

           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-塩狩峠

描かれている家庭の様子や時代背景は、まさに古き良き(?)日本の原風景・・・昭和世代の私には殆ど抵抗なく入り込めました。


主人公の子供の頃の心の揺らぎは、私自身の幼少時代に照らすと実にダブる部分が多かったのですが、女性の三浦綾子さんがこれ程まで男の子の心理が分かるとは。


所詮男性は女性の掌の上で転がされる運命なんでしょうねェ。あせあせ


まぁ、それはともかく・・・ラストで主人公が取った行動は衝撃的ですが、この小説が実在の人物と約100年前に起きた事故をモチーフにしていることには更に驚かされました。

この作品で、三浦さんは〝犠牲〟について考えたかったとのこと。

「自己犠牲とは何か?」・・・クリスチャンの三浦さんが書いただけに物語はキリスト教がベースになっていますが、信者でなくとも深く考えさせられる内容でした。

人間はなぜ生まれ、どう生きて、いかに死ぬか?

そんな疑問を持つ方には、お勧めの一冊かもしれません。

また文中にあった『義人なし、一人だになし』・・・この人間の業の深さを思わせる言葉が、妙に私の心に刺さりました。


おそらくブログを通じてご紹介をいただかなければ、私がこの作品を手にすることはなかったでしょう。

末筆となりましたが、この良書に関してコメントをくださった、よりっちさん、klavierさん、夢に向かってのRachaelhiro グローバルに考えるさんに、心より御礼を申し上げます。

ありがとうございました。笑3



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10676051031.html?frm=themeより引用させて頂いております。