大巨人

子供の頃、大のプロレス好きだった私にとって、ジャイアント馬場・アントニオ猪木ら日本人レスラーが外国人レスラーをやっつけるのは快感でした。

しかしそんな外人レスラーの中にも、お気に入りの選手が何人かいました。

〝人間風車〟ビル・ロビンソンもその1人なのですが、最も忘れられない強烈なキャラを持つレスラーといえば、

 アンドレ・ザ・ジャイアント

とても人間とは思えぬ、身長223cm・体重230kgというずば抜けた体格で、〝大巨人〟というニックネームを奉られていました。


しかし彼はただ大きいだけの見世物的な存在ではなく、テクニックも一流のレスラーであったところが魅力的でしたネ。


殆ど対戦相手に持ち上げられたり投げられたりしたことのない圧倒的な強さに、よくハンディキャップをつけた1対2の変則マッチをやってました。


私は、彼が国際プロレスで〝モンスター・ロシモフ〟というリングネームで出ていた頃からのファン。


リング入場の際ににはロープの間をくぐるのが普通なのに、彼の場合は悠然と最上段から股いでいたのが忘れられません。

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-André the Giant

あれは私の高校生時代。

某予備校の夏期講習で上京、2週間後に帰宅すべく上野駅に来た時でした。

ちょうどお盆休みと重なって大混雑のホームを人をかき分けて歩いていた時、ポッと誰もいない空間に出たのです。

「な、なんだ?」・・・足元ばかり見て歩いていた私が顔を上げると、そこにはテレビで見慣れた外人プロレスラー達が何人も。

おそらく地方巡業に出発するところだったのでしょうが、ゴリラの集団(失礼!)の如き異様な雰囲気に、誰も近付くことができず、彼らの周囲3m程にドーナツ状の空間ができていたのです。

そしてその中心にいたのが、アンドレでした。

190cm以上はある外人レスラーの中で、更に肩から上がヌッと出ていた彼・・・私が人間を空まで見上げたのはたった1回、あの時だけ。

ポカ~ンと口を開けたまま見上げていた私を、彼がギロッと睨みつけました。

ミーハーの私は、普段有名人を見るとすぐ寄っていって握手してもらったりするのですが、この時ばかりはビビッて前に出られず、人混みの中に逆戻り・・・なんてことが懐かしい思い出です。

これだけの身体ですから、食べる量も桁外れ。

特に伝説となっているのは、その酒量。

食前酒でビール大ビン30本、札幌ビール園で大ジョッキ89杯、また移動中の飛行機内で積み込まれた酒を全て彼一人で飲んでしまい、他の客からクレームがついた等々・・・。 驚き顔


どこまで本当なのか定かではありませんが、まぁ人間業じゃないですョネ。

しかし、その化け物的な飲酒量が巨人症であった彼の身体に負担をかけ続けたのか・・・現役引退から僅か4年後の1993年1月27日、父の葬儀に出席するため帰国していたフランスのホテル内で、急性心不全により46歳の若さで突如天に召されてしまったのです。

今では殆ど目にしなくなったダイヤル電話にその巨大な指が入らず、鉛筆で回していたという彼がもし今も存命であれば、携帯電話はどう扱っただろう?

そんなことを思いつつ、〝大巨人〟のご冥福をお祈り致します。笑3



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10699575207.html?frm=themeより引用させて頂いております。