廃 墟

2009-02-08 07:07:07
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今から27年前の今日、1982年2月8日に起きた火災は、当時損保会社に勤務していた私にとっては忘れられません。

千代田区永田町、国会議事堂の真裏にあった ホテル・ニュージャパンがイギリス人宿泊者の寝たばこが原因となり9・10階を中心に約9時間にわたり延焼、死者33名・負傷者34名を出す大惨事となりました。

東京五輪を控えた1960年に藤山愛一郎氏率いる藤山コンツェルンが設立したこのホテルは、Y字型の棟を連結させる斬新なデザインや、トロピカルレストラン・ショッピングアーケードを設けるなどのアイデアにより、開業当時は内装とともに非常に評価が高かったそうです。

また地下には高級ナイトクラブ・ニューラテンクォーターがありましたが、ここはあの力道山が刺された場所として有名になりました。

しかし藤山コンツェルンから買収王・横井英樹氏が経営権を握ると、彼は徹底的な経費削減・合理化を推し進め・・・それが結果的にスプリンクラーなどの防火体制の不備に繫り、火災被害を拡大させる結果となりました。

         ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ホテル・ニュージャパン

          <炎上するホテル・ニュージャパン・東京消防庁HPより>

現場の様子がニュース等で中継され、浴衣姿の宿泊客が窓にしがみついていた姿・・・今でもはっきり目に焼き付いています。

また、この時の消火活動に関しては、NHKの 『プロジェクトX』 でも紹介されましたネ。

火災発生直後、横井社長に謝罪の態度が見えないばかりか、宿泊客に責任転嫁するかのような発言を行い、世間から強い非難を浴びました。

結局横井社長は業務上過失致死傷罪で禁固3年の実刑判決を受け、ホテルは廃業。 


大口融資先の千代田生命が跡地を売却しようとしたものの、曰くつきの物件のため買収先が見つからず、その後長い間現場は放置されたまま・・・幽霊の目撃談などが寄せられ、都心有数(?)の霊感スポットとなりました。

また火災保険の支払いに絡み、元受会社の日産火災(当時)の株価が横井氏の買い占め(?)で暴騰、「同社の社員が持ち株を高値で売り抜いた」などと業界内で噂が飛び交い、一瞬羨ましく思った あせあせ ことも懐かしい思い出です。

1996年にやっと廃墟は解体され、跡地には外資系生保の本社ビル・ブルデンシャルタワーが建てられています。

あのガラス張りの瀟洒なビル周辺には・・・33名の犠牲者の霊が、未だ彷っているのでしょうか?うー





こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10185145018.html?frm=themeより引用させて頂いております。