忍 者


今から半世紀近く前の今日・1966年3月5日、ジェット旅客機が富士山上空で空中分解・墜落するという、痛ましい事故が発生しました。 


 『英国海外航空機空中分解事故』

といわれるこの墜落事故は、英国海外航空 (B.O.A.C) の世界周航便であったボーイング707型機が羽田から香港に向かう途中、御殿場市付近上空約5,000mで乱気流に巻き込まれ、右翼が機体から分断されるなどの空中分解を引き起こして富士山・太郎坊付近に墜落。

乗員11名・乗客113名全員が死亡する、凄惨な事故でした。

更に悲劇だったのは、乗客のうち75名が好成績を挙げボーナス旅行に招待された、アメリカの冷凍機器会社の重役と営業マン、そしてその家族だったこと。

夫婦のみで参加していた方が26組・・・この事故で両親を亡くした子供が63人に上ったというのですから、何ともやり切れません。

当日は晴天だったため、機長がこの団体客に絶景を見せようと、わざわざ有視界飛行で富士山に近づいたために強烈な〝山岳波〟を受けたことが原因と推測されています。


まるでつい最近起きた豪華客船の座礁事故と同じような、キャプテンの余計なサービス精神に起因する悲劇ですが・・・実はこの事故、思わぬ裏話をも生み出しました。

         ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-Boeing707

                <ボーイング707 同型機>

映画ファンにはお馴染みの007シリーズ第5作・『007は2度死ぬ』

1967年に公開されたこの映画は東京オリンピック直後の日本で大半のロケが行われ、丹波哲郎さん・浜美枝さんらが出演し大相撲も登場する〝和風映画〟・・・この年の国内興業成績第1位となった大ヒット作でした。

実はこの映画の制作スタッフが墜落機に搭乗して犠牲となったのです。

しかし本来同乗するはずだったルイス・ギルバート監督、製作者のアルバート・ブロッコリとハリー・サルツマン、撮影のフレディ・ヤングら主要スタッフは、出発の2時間前に急遽決まった忍者術の披露を見学するためにキャンセルし、幸いにも命拾い。


彼らの命を救い、なおかつ本作の完成とその後の007シリーズが存続したのは〝忍者〟のおかげだった・・・というわけ。

数時間後、飛行機墜落の一報を聞いた彼らは「これぞ2度目の命だ!」 と胸を撫で下ろしたとか。


映画の原題You Only Live Twice
をそのまま地でいったわけです。

人間の幸運と不運は、まさに紙一重!? うー



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11100921600.html?frm=themeより引用させて頂いております。