
新 聞
今日は日本で初めて〝日刊新聞〟が創刊された記念日なのだとか。
明治5年2月21日(1872年3月29日)、『東京日日新聞』 が発刊されたそうで、この年にはこれ以外にも全国で多くの新聞が創刊されたとのこと。
この新聞は当初から総合新聞を志向し、大蔵省へ提出した出版願には「御布告を始、御各省之御転任、御館御移住等之事、日々米穀及物価之相場、開店売薬等之報告、商事之新報、農事之評論、外国新聞之訳挙、新技之発明・・・」等々と書かれていたそうです。
これが、現在の 『毎日新聞』 の前身・・・というわけです。
東京日日新聞の発刊から140年近く経過した今、全国紙・地方紙を含めて数多くの新聞が発刊されています。 主要各社の朝刊発行部数 (注・各社最新発表による) は、
読売新聞・・・1,003万部 <※自称(?)発行部数世界一>
朝日新聞・・・・ 807万部
毎日新聞・・・・ 388万部
産経新聞・・・・ 219万部
日経新聞・・・・ 304万部
だそうですが・・・皆さんはどの新聞を購読されていますか?
私が就職活動していた頃は、「新聞くらいは読まなきゃダメ」なんて言われてましたが、現在はネット社会。 来春に向けて〝就活〟している学生さんたちはどうなんでしょうネ?
そんな中で私は朝、「新聞の存在価値ってナニ?」 と紙面に目を通しながら考える時があります。
情報の伝達速度はネットは言うに及ばずTV・ラジオの方が間違いなく早いわけですから、スピード以外に新聞の強みがなければいけません。
① 政治・経済問題では、ニュースの十分な吟味・深い解説を読めること。
② 社会・スポーツ分野では、速報では伝わらない裏事情ネタの掘り起こし。
③ テレビ・ラジオの番組欄
④ 訃報欄
ここらあたりが、我が家における新聞の購読理由でしょうか?
しかし私は①に関して、最近の新聞 (に限らずマスコミ全般?) には、少なからず不満があります。
以前拙ブログでも触れましたが、 「記者クラブ制度」という日本独自の甘い談合体質によって記者の間に競争がなく、また取材対象者と馴れ合い関係に陥った結果、本当に切れ味の鋭い記事が少なくなった気がしてなりません。
先日の中川大臣の酩酊会見騒動も、会見前にY新聞の女性記者が飲酒時に同席していたという話もありましたし・・・。
どの新聞社でも、自社ウェブサイトからニュースの速報発信をしており、週刊誌等では時としてスクープ記事や掘り下げた記事を出している中・・・『新聞』そのものの存在意義が薄れているように感じるのは、私だけでしょうか?
政治・行政の不祥事や食品偽装問題に強い批判をしている反面、昔から囁かれている「押し紙」問題など、新聞業界の影の部分にはどの新聞社も全く触れようとしない、身内に甘い体質。
〝新聞は、インテリが作ってヤ○ザが売る〟という言葉があります。(一部には作っているのもヤ○ザだと言う方もいるようですが・・・)
新聞という「紙媒体」・・・読者を唸らせるような取材体制と販売手法の改善をしないと、これからますますネット(電子媒体)が拡充する中で生き残ることは難しいのでは?
(見せかけの)発行部数を競うより、記事の中身で勝負してもらいたいものですね。
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10191328308.html?frm=themeより引用させて頂いております。

