
本 能
体長2~3m・体重150~250㎏にも達するネコ目ネコ科ヒョウ属の肉食動物・・・といえば、
ライオン
ですネ。 成獣のオスには見事な鬣があり〝百獣の王〟と称されていますが、このオスが意外と怠け者で自ら狩りをしないことは、よく知られています。
先日、そのライオンの群れの中で繰り広げられる、オスの王座(キング)争いを初めてカメラに収めたというドキュメンタリー番組を見る機会があったのですが・・・いやはや、そんな百獣の王のオスも決して楽じゃないことが分かりました。
ライオンはオス1~数頭と、メス10頭前後の群れを形成してサバンナで暮らしています。
オスは自らの縄張りを尿をかけることで誇示して群れのメスや子ライオンを守りますが、時として他の群れを離れた「はぐれ雄ライオン」から王座の乗っ取りを仕掛けられます。
キング争いに敗れた雄ライオンは群れから離れざるを得なくなり、新たに王座に就いた雄ライオンは、群れにいる子ライオンを全て食い殺し、新たに自らの子をメスに産ませるのだとか。
一見ムゴいようにも感じますが、そうすることによってオスは自らの子孫を残そうとする本能を満たし、メスはより強い遺伝子を引き継ぐワケです。
その繰り返しによって、ライオンは強い子孫だけを残す・・・まさに〝百獣の王〟たる生存本能の為せる業といえましょう。
番組の中では、自分に近づこうとするオスの前でわざと低いうなり声をあげて別のオスを引き寄せ、目の前で2頭のオスを戦わせて勝った方を選ぶ・・・なんて場面もありました。
いやはや、メスってエグいというか、狡猾なことをするんですねぇ。
自分と子供の身を守ってもらうため、狩りをしては獲物をキングに差し出すメス。
数頭のメスを従え、狩りもせずエサにありつけるハーレムのような生活が出来ても、ひとたび自分より強いオスが現れるとあっさり群れを追われ、自分の子も殺されてしまうオス。
強い種を残すための自然界の摂理って、凄い知恵を授けるんですネ。
翻って、人間界はどうでしょうか?
一夫一婦制の国もあれば、一夫多妻制の国もあります。
優性遺伝を残すことと社会倫理を全うすることは相反性があるようにも感じますが、貴方が生まれ変わるとしたら、どちらの制度の国がいいですか?
ちなみに私は体力が持ちませんので、女房は1人で十分ですけど。
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10620916239.html?frm=themeより引用させて頂いております。

