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今年の高校野球で甲子園の春・夏連覇を果たした沖縄・興南高校の我喜屋優監督。 そして昨春から選抜・花園・選抜と三季連続優勝を成し遂げ、今冬の花園(全国大会)でⅤ4を目指す高校ラグビーの名門、東福岡高校の谷崎重幸監督。

高校スポーツ界では知らぬ者がない程の名将同士による〝夢の対談〟が、月刊 『致知』 12月号に掲載されていました。

お二人の輝かしいキャリアが単なる幸運ではなく、豊かな経験に裏打ちされた確たるポリシーに基づく指導法にあることを如実に示す素晴らしい内容・・・以下に抜粋してご紹介致します。

ご自身が沖縄・興南高校の主将として甲子園ベスト4まで勝ち上がった経験を持つ我喜屋氏は、ノンプロの大昭和製紙に入団後、転勤で北海道の同社苫小牧に赴任し同チームを都市対抗優勝チームにまで導きました。

沖縄生まれの方が、冬は雪に埋もれる北海道で指導することが困難を極めるのは容易に想像できますが、我喜屋監督は周囲の協力を得ながらそれまでの常識を覆していきます。

冬季は室内で練習するのが当たり前だった北海道で、敢えて屋外の練習を敢行・・・選手に厳しい練習を課すことで眠っていた才能を大きく伸ばすことに成功します。

また従来キャッチボールは 「相手の胸にボールを投げる」 のが当たり前だったのを、「どこに飛んでくるか分からないボールを、フットワークを使って正面で捕球せよ」と指導・・・これ、私のような野球経験者には目からウロコが落ちる〝逆転の発想〟。

その底辺には、野球というスポーツに必要な〝コンマ何秒という一瞬の変化〟に反応できる対応力を養う目的があるといいます。

また興南高校の選手たちが甲子園でガッツポーズをしない事が話題になったそうですが、これも 「そんなことをする暇があったら、次のことを考えておけ」 という指導をしているからなのだとか。

「甲子園では技術だけで打ち倒されたことがない」 と仰る我喜屋監督は、選手たちの感性を鍛えるために、毎朝15分の散歩をさせてその時に気づいたこと・感じたことを1分間スピーチさせる〝訓練〟までさせているのだそうです。

           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-我喜屋・谷崎

                < 谷崎監督 & 我喜屋監督 >

一方の谷崎監督も、若くして奥様を亡くされ小さなお子さんを自ら育て上げた経験から、高校卒業後の長い人生を見据えた人間教育・・・やるべきことをやる、規則を守る等々の基本的なことを徹底することを通して 「自立心」 を植え付け、「してもらう幸せ」 から 「してあげる幸せ」 を感じさせる指導をしているとのこと。

おそらく大多数の高校では、「試合に勝つ」、「全国大会に出場する」 ことを目標に練習しているはずですが、両監督の視線はそんな次元を超越したところ・・・選手の人生を考えた人間教育の域に達しているようです。

「野球の試合は9回で終わるが、その瞬間人生のスコアボードがまた始まる。 

そこで勝てばいいんです。

野球で1,2年間のレギュラーになるより、人生の勝利者になる方がいい。

そのための3年間であり、そのための真剣勝負だと思っている。」

                                    (我喜屋監督)

「一つの結果に一喜一憂している暇はありません。

勝利、日本一も一瞬で終わり、その瞬間からまた連覇への戦いに挑んでいく。

スポーツも人生もプロセスを楽しむこと。 結果は準備次第、心のあり方次第。

当たり前のことに感謝できるようになったら強くなります。

身近な幸せに気づくようになった人は強くなります。」

                                     (谷崎監督)

こんな監督に指導された生徒達は幸せですょネ。

いや、私たちがそんな監督・親、そして経営者にならねばなりません。

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10699922630.html?frm=themeより引用させて頂いております。