海外遠征回想記 vol.3 <大陸な人々>  

2009-04-22 07:07:07
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天候不良で試合がズレ込み、最初の試合を行ったのはサンパウロに到着してから5日目の事でした。

その間は、昼は練習・夜はブラジルの選手達と懇親(?)を深めるなどして過ごしたのですが、面白かったのは彼らから聞いた街中でのマナー。

それは、「絶対に走るな!」 ということでした。

なんでも人混みの中で走るのは、かの国ではドロボーだけなんだとか。驚き顔 (今でもそうなのかなァ?)

「だって、そんなに急いでどうするのョ? ゆったり歩けばいいじゃない。」 

彼らに笑いながらそう言われたものの、こちらは急ぐとついつい小走りになるクセがついてますからねェ。 まぁ、幸い警官に追いかけられたメンバーはいなかったようですが。

さて、いよいよ試合当日。 ダブルヘッダーの第1試合は午後7時。 栄えある第一試合の先発に指名された私は、4回を無得点に抑えて何とか役目を果たすことができました。

しかし第2試合が終わったのが午前1時頃!

これ以降サンパウロ周辺都市への転戦となった我々は、原則的にダブルヘッダーを行っては次の試合会場へ移動・・・というパターンの繰り返し、9日間で合計12試合をこなすという超ハード・スケジュールをこなしたのです。

試合会場への移動手段・・・それは、全てバス。 しかもその距離、というか移動時間は半端じゃありませんでした。

最初こそ3時間くらいで 「大したことないじゃん」 なんて思っていたら、と~んでもない。 それからは平均して10時間、最も長かったはナント18時間!

この時は出発が午後10時頃、到着が翌日の午後4時でした。泣き1

「大丈夫だょ。 今度のは〝寝台バス〟だから!」 現地ガイドさんから言われて、少しは楽な旅を期待した私・・・甘かったです。


何のことはない、普通のバスに枕と毛布が支給されただけでした。(

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-夜行バス

             <豪華(?)寝台バス 中央がナベちゃん>


不満そうな顔をした私に、一緒にバス移動しているブラジル選手が一言。


「ブラジルの人、ちょっと出かけてくる・・・ってのは、だいたい1日バスに乗っていくところョ。 南米大陸は広いからネ。 近い近~い!」

そ、そんなもんですかネ。汗

しかしこの寝台バスの運転手さんが、これまたノンビリで・・・。

夜通し走り続けて、道端のレストランで朝食。 再び走り始めてから3時間余り経った頃・・・急に草原(?)の真ん中にバスを止めて、何やら運転手と、もう一人の交代要員ドライバーが、

「○▼×◇※・・・・?」 と、ゴソゴソ小声で話してるんです。

(な、何だ?) と思って見ていると、急にUターンをするではありませんか。

同乗していた現地案内人によると、何でもレストランを出てすぐの交差点で、道を間違えたとのこと。

(おいおい、間違えたのを3時間も気付かないかョ!) と呆れたんですが、ガイドさん曰く 「よくある事ョ。」 

確かに言われてみれば、道路標識なんか何にもない、ジャングルみたいなところを直線でズ~ッと走り続けるわけですから、ムリもないか・・・。

ひたすら真直ぐ走り続けるバスの窓から、どこまでも続く地平線を眺めつつボ~ッとしていると・・・時間が止まったかのように感じたものです。

四方を山に囲まれた盆地育ちの〝せっかちナベちゃん〟にとって、それは驚くべき大らかさでした。

〝 ケ・セラ・セラ 〟

 (Que sera sera

「なるようになるさ!」・・・これを思いっ切り実感した、そして少し人生観を変えさせられた長距離バスの旅でした。笑3


              ・・・To be continued.

 

 

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10221830171.html?frm=themeより引用させて頂いております。