深淵の青色


非常に高い知能を持ち、人間に愛嬌を振りまく海の人気者・・・イルカ。

このイルカをこよなく愛し、自らを〝イルカ人間〟と呼んだフランス人フりー・ダイバー、

 ジャック・マイヨール

 ( Jacques Mayol

今日は、彼の命日にあたります。

1927年、上海で生まれたジャックは、10歳の時に日本の唐津市で初めてイルカと出会ったことが、以後彼の人生における原点となります。

12歳でフランス・マルセイユに移住後、結婚してアメリカ・フロリダに転居しマイアミ水族館に勤務。 そこでイルカのクラウンと出会い調教を行ったことから、独自の泳法を体得したとか。

水族館を辞めてカイコス諸島に移住、そこからフリーダイビングへの挑戦が始まります。

1966年、当時の第一人者エンゾ・マイオルカの世界記録をあっさり更新する深度60mを達成したのを皮切りに、彼との記録更新合戦がしばらく続きます。

そして1976年11月、49歳で人類史上初めて素潜りで深度100mを超える記録を出し、世界一のダイバーとして名声を確立。

その後1988年、彼の自伝に基づき名監督リック・ベッソンによって製作された映画 『グラン・ブルー』 が世界的にヒットし、彼の名は一気に有名になりました。

          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ジャック・マイヨール

1983年、56歳の時に生涯最高記録・105mを出したジャックは、身長175cm・体重65㎏というごく平凡な身体。 

映画の中では物静かな人物像で描かれていましたが、実際には感情の起伏が激しく、子供のような〝自然児〟だったそうです。

現役を退いた後は、一貫して人間とイルカや自然との共生を訴えたジャックでしたが、2001年12月22日・・・自身初の100m潜水を達成した思い出の地・イタリアのエルバ島で、自らの命を絶ってしまったのです。

亡くなる2年前、唐津市に滞在中たまたま湾内に迷い込んだクジラ3頭を地元民が保護しようと追いかけていたのを見た彼は、

「クジラにかまうな。 死ぬものなら死なせろ!」

と叫び続け、周囲の人々を困惑させたとか。

光も音もない深海に一人潜り続けた彼には、おそらく他人には分かり得ぬ独特な死生観があったのでしょう。

しかしそれがどんなものなのか?・・・その〝深淵の境地〟を経験していない私には、推し量る術はありません。

館山に別荘を持つほどの親日家・ジャックのご冥福をお祈り致します。笑3



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10376487885.html?frm=themeより引用させて頂いております。