皇 帝

2011-11-28 07:07:07
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数あるピアノ協奏曲の中でも最高峰に位置する作品といわれ、私自身にとってもラフマニノフと東西横綱級にお気に入りの、
ベートーヴェン作曲


 ピアノ協奏曲第5番 『皇帝』 変ホ長調 作品73


この名曲が初演されたのが、今からちょうど200年前の今日・1811年11月28日のことでした。


会場はライプチヒのゲヴァントハウス。

同劇場のオーケストラとJ・F・シュナイダーのピアノによる協演でした。


この作品はベートーヴェンの作曲活動の中期・・・交響曲 『英雄』・『運命』・『田園』、弦楽四重奏曲 『ラズモフスキー』、さらにはピアノ・ソナタ 『熱情』・『ワルトシュタイン』 など蒼々たる傑作を生み出した、脂の乗り切った頃の作品。


まさに 『皇帝』 の名に相応しい大曲です。


もっとも、このネーミングはベートーヴェン自身によるものではなく、楽譜を出版したJ・B・クラマーが命名したといわれていますが、由来については諸説あってはっきりしません。


3ヶ月後には、教則本で知られるツェルニーによってウィーンで初演されていますが、何故か世間の評判はイマイチだったようで、その後ベートーヴェンが存命の間にこの曲は演奏されることはありませんでした。


またその後彼がピアノ協奏曲を作曲しなかったところを見ると、不評がかなりショックだったのかもしれません。


この曲についてはバックハウスやルービンシュタインなどの演奏が名盤とされていますが、私にとってはこの演奏がダントツで一番なんです。(

          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-皇帝

フリッツ・ライナー指揮・シカゴ交響楽団の演奏、そしてピアノは私が最も敬愛するウラディミール・ホロヴィッツ!

これがなぜ忘れられない一枚なのか、と申しますと・・・私が初めて聴いたホロヴィッツの演奏だったから。

RCAから発売されていたこのレコードを買ったのは、中学1年生の時。

クラシック音楽にハマり始めの頃で、お小遣いを貯めてはレコード店に通っていました。

当時人気絶頂のカラヤン=ベルリン・フィルのレコードは2,000円以上。

3,000円程貯めてもやっと1枚しか買えませんでした。

そんな中、この 『皇帝』 を聴きたくてレコード店に行った私の目にしたのが、ホロヴィッツのレコード・・・しかしその時点では、私は彼の事を全く知りませんでした。

ではなぜ買ったのか?・・・それは古いモノラル録音だったため、値段がたったの1,000円だったから。あせあせ

「おぉ、ラッキー!」 もう1枚、チャイコフスキーの 『悲愴』 も1,000円のレコードを見つけ、2枚買っても手元には帰りの電車賃が十分に残り、上機嫌で帰宅した私。

そしてコレを聴いた時の衝撃は今でもはっきり憶えています。

それまでFMラジオで何度か聴いた同じ曲とは思えぬタッチの強さと、モノラルとは思えぬ音色の豊かさ。


「世の中に、こんな凄い音を出せるピアニストがいるのか!?」

このレコードこそ、私が〝ホロヴィッツ党員〟になったキッカケ・・・今でも彼が20世紀最高のピアニストだと確信している次第です。

初演からちょうど200年目の今日、このCDを聴くつもりの私ですが・・・皆さんにも、そんな〝衝撃的な出会い〟となったレコード、ありませんか?笑2

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10993809574.html?frm=themeより引用させて頂いております。