知 足

2009-02-07 07:07:07
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詐欺・・・他人を欺いて錯誤に陥れ、金品を奪ったり損害を与えたりすること。

「円天市場」なる疑似通貨を利用した詐欺疑惑の渦中にあった、株式会社エル・アンド・ジーの波和二会長が、とうとう・・・というか、やっとというべきか、警視庁に逮捕されました。

1975年、日本で最初のマルチ商法といわれた「APOジャパン」を経営破綻させ、三重県警に詐欺容疑で逮捕・実刑判決を受けたものの、仮釈放中にこのエル・アンド・ジーを設立したと言われている波会長。

他のマルチ(まがい)商法で摘発された人物にも同様のケースがありますが、商品や手法を微妙に変えて、何度も同じことを繰り返していたわけです。

「100万円を預ければ、元本保証した上に3ヶ月毎に9万円を支払う」とか、「10万円以上を預けると同額の『円天』をもらえ、それを使って買い物をした上に、一年後には同額の現金が返ってくる」とか・・・落ち着いて考えれば「おかしい」とすぐ分かることなのに、人々はなぜ何百万円、何千万円もの大金を注ぎ込んでしまうのでしょう?

有名人のコンサートや一流ホテルでのセミナーや販売会に、あるいは集団催眠商法に惑わされたとか、これで借金を一気に返そうと目論んだ人もいたのでしょうが、やはり「際限のない金欲」に目が曇った・・・という方が多いように感じます。

仏教の教え、また老子の言葉にもある・・・

〝 足るを知る 〟

この事件を通して私たちが学ぶべきは、この言葉ではないでしょうか?

           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-円天市場

それから、私が気になっているのは・・・こうした巨額詐欺事件に関しての法整備が実態に追い付いていない、また罰則規定が意外に甘い、という点です。

たとえば『詐欺罪』についての罰則に関して、刑法第246条では・・・


人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。 

2.前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

とあります。

つまり極論すれば、寸借詐欺も1,000億円以上の損害を出した詐欺犯も、最高で懲役10年・・・仮釈放だったら7年程で出てこられるということですょネ。

前述のとおり、同じ手法を繰り返す傾向にある重大犯罪者が簡単に出られる法律は、改正する必要があると思うのですが・・・。

立法府たる国会を動かす議員さんたち・・・「これらマルチ商法関連の会社から資金援助を受けているから、法改正に動けないんじゃないの?」って勘繰りたくなるのは、果たして私だけなんでしょうか?うー

現行法のままでは、(波会長は年齢的に無理にしても)若い幹部が出所後また形を変えて同じ事を繰り返す可能性が十分あるわけです。


いずれにせよ、騙す方はもちろん悪いですが、騙される方にも問題はあるはずです。

人間って、本当に儲かる話・オイシイ話があったなら、

誰にも言わず一人でコッソリと実行するはずですから!


こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10203303905.html?frm=themeより引用させて頂いております。