秘 蔵

私が最も敬愛するピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ

〝20世紀最高のヴィルトゥオーソ〟といわれた彼が亡くなって、今日で早や20年になります。

今までにレコード・CD・DVDで彼の演奏は聞き尽くした・・・と思っていた私ですが、最近それはとんでもない思い違いだったことを知りました。

何と今まで未発表だった録音が、CD(輸入盤)で発売されたのです。 

しかもライブ演奏の驚き顔


英語で書かれた解説文を見ると、1945~50年にかけて・・・すなわちホロヴィッツが40歳代前半の、まさに脂の乗り切った頃、(当時はRCAと録音専属契約を結んでいたはずなのに)彼自身が私費を投じて、カーネギーホールのリサイタルを独自に録音していたというのです。

そして別情報によれば、都合18回ものリサイタルが録音されたとの事。

その音源が、彼の亡くなる2年程前にその他の私有財産と共にエール大学に寄贈され、保管されているのだとか。

今回は、その秘蔵録音から選りすぐり、全3枚シリーズの内2枚のCDがリリースされたのです。

          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ホロヴィッツ 新譜

プログラムは、リストのソナタ・ショパンの舟歌・シューマンのファンタジー、そしてバラキエフと、彼独特(?)の選曲。

プロのレコーディング・スタッフの手による音源のリマスター盤だけにモノラルとはいえ雑音が少なく、どの演奏もホロヴィッツ全盛期の凄まじい迫力が伝わってきます。

中でも特に私が感銘を受けたのは〝展覧会の絵〟(ムソログスキー)

私が昔から聴いているのは、1947年にスタジオ録音されたもの。 

彼自身の編曲による演奏はピアノ1台とは思えぬ音色豊かな表現力で、他の追随を許さぬ名演だと思っていました。

しかし、それとほぼ同時期に行われたこのライブは、それを凌駕する程の素晴らしいものです。

それは、どのピアニストでもそうなのでしょうが・・・スタジオ録音と違って、一発勝負のライブ演奏はいやが上にも緊張感が漂い、そして演奏者の気持ちが入ってきた時には、まるで何かが乗り移ったような〝妖気〟さえ感じる時があります。

今回の展覧会の絵は、まさにそれ・・・〝ゾーン〟に入ったかのようです。

この壮絶な名演を1枚たったの2,520円で聴けるとは、何という幸せ!笑2

〝展覧会の絵〟というとラベル編曲のオーケストラ演奏が一般的ですが、皆様には是非このホロヴィッツによるピアノ独奏の試聴をお勧めします。

高校生時代に彼の演奏を聴きながら、それに合わせて〝プロムナード〟を弾いて悦に入っていましたが・・・久々にソレをやってみたくなりました。

発売元のソニーマスターワークスさんお願いですから、没後20年も経過しているこの秘蔵録音、出し惜しみしないで早く全部リリースして下さいョ。ご迷惑をおかけします

お蔵入りのままにしていても、利息は付かないんですから!


               ペタしてね

こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10343113625.html?frm=themeより引用させて頂いております。