第一印象

今からちょうど40年前の今日・1971年6月5日は、日本初の超高層ホテル


 『京王プラザホテル』


の本館が開業した日でした。


今でこそ新宿副都心には超高層ビルが林立していますが、1968年に日本初の超高層ビル・『霞ヶ関ビル』が完成した僅か3年後でしたから、まだ高層建物は珍しかった時代。

淀橋浄水場跡に建設された、地上47階・地下3階、客室数1,450を誇る最新鋭のホテルは、まるで天に届くかのような威容を誇っていました。

何でも、この高さに注目した在日アメリカ軍が、このホテルに無線中継基地を設置しようと計画したことさえあったとか。

もちろん民間施設の軍事利用は問題だとして、この構想は頓挫したようですが。

私が大学進学で上京し、初めてこのホテルを見た時・・・その高さもさることながら、建物の薄さにビックリ。

(このビル、台風が来たらパタッと倒れるんじゃないか?)

なぁんて、このホテルを見上げながら本気で心配したものです。あせあせ

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-京王プラザ

そんな田舎者丸出しの私が、初めてこのホテルに入ったのはアルバイターとしてでした。

野球部の合宿費を捻出しようと日刊アルバイト・ニュースで見つけた仕事が、イベント会場の設営スタッフ。

雇い先のイベント会社からトラックに分乗して着いた先が、この京王プラザホテルでした。

翌日から始まる着物の大展示会の会場セッティングの手伝いだったんですが、会場に入るや余りの広さに度肝を抜かれたことを、よく憶えています。

「おいっ、この会場に全部畳を敷くからなっ!」 という親方の言葉に気を失いそうになった私。

(こりゃ、エラいバイトをする羽目になった・・・。) 

あんな重い畳を、一体何枚敷けば仕事が終わるやら・・・そんな暗い気持ちで地下に止めたトラックに畳を取りに行ってビックリ。

厚さわずか1cmほどのペラペラ畳だったんです。

「こ、こんなに薄くて大丈夫なんですか?」 と思わず親方に聞いたら、

「バッカだなぁ、お前。 何百枚も普通の畳なんか敷いてられるかョ。」

と呆れられ、周りのベテラン・アルバイターにまで笑われてしまいました。

その他にもいくつか巨大ホテルの舞台裏を見ることができた私にとって、京王プラザホテルは初めての都会勉強(?)の場でもありました。

とはいえ、東京に出てきてから30年余り・・・〝倒れそう〟という第一印象が強く、何となく気持ちが落ち着かなくて未だここに宿泊したことがない私。


果たしてお客として、この〝超高層・極薄型ホテル〟を利用する日が来るのやら? うー

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10821986585.html?frm=themeより引用させて頂いております。