素 直

今や日本全国はおろか海外にまで進出しているお好み焼きチェーン 『千房』 の創業社長・中井政嗣の若き日の思い出話が、『ひたむきな人生を送った一流たちの金言・2』 (致知出版社) に掲載されていましたので、ご紹介致します。


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義兄の経営するレストランを手伝っていた頃、ランチの時間にこんなことがありました。


エビフライをお客さんに出して、まさにソースをかけて食べようとしている時、義兄が 「あれを下げてこい」 と言うんです。


訳も分からず姉が下げてくると、その皿を私に見せて 「お前、なんか忘れたやろ」 と。


だけど分からないんですね。 


しばらくしたら 「これや!」 と言うて、パセリを皿の上に置いたんです。


急いでお客さんにお戻ししたら、お客さんは 「何やったん?」 と。


姉が 「すみません、パセリ忘れました。」 と言ったら、「パセリなんか食うか! この忙しい時に、アホか!」 と怒って帰らはったんです。


そうしたら義兄は、「見てみい、お前のせいでお客さんが帰ったやないか!」 と私を叱ったんです。 


           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草


(なんでやねん。 お客さんはパセリなんか食べんって言うてたやないか。 機嫌よく食べてたのに、あんたが下げさすさかい、こんなことになったんやないか。)


口には出しませんでしたが、納得できなくて、ずっとふくれっ面のまま働いていたんですね。


そうしたらカウンターのお客さんが、私にこう言いました。

「兄ちゃん、あんたパセリ忘れたやろ。

忘れたら素直に謝らないかんやないか。


素直に謝って、まだなんやかんや言われていたら、みんなあんたを応援する。


でも、今のふくれっ面の態度はなんやの。

もっと素直にならなあかんやないか。」


この時は涙が出ました。


義兄の下で修業した間に学んだ事、教わった事は一生の基礎となっています。


          ◇     ◇     ◇     ◇

嗚呼・・・たかがパセリ、されどパセリ。

お店や自分を育ててくれるのは、お客様と素直な心・・・。笑3

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11259865693.html?frm=themeより引用させて頂いております。