絶対差

この世を去って20年近く経った現在でも、多くの人々の心を温め耕してくれる作品を残された書家・相田みつを

作品からだけでなく、生前の言動から学ぶべき所多々有り・・・相田先生を良く知るご長男・相田和人氏とイエローハット創業者・鍵山秀三郎氏の対談が月刊 『致知』 10月号に掲載されていました。

以下に抜粋・編集にてご紹介させていただきます。

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初めて相田みつを氏と会ったのは、鍵山氏が47歳前後の頃・・・事業が思うようにいかず悪戦苦闘していた時でした。

かつては家族に内緒で出張先で犬の餌みたいなものを食べたり、車の中で寝泊りしながら駅や公演のトイレで顔を洗い、髭を剃り、下着の洗濯をしてはお得意様を回った経験をした鍵山氏でしたが、お会いした時の相田先生も一般的にはまだ名を知られておらず、貧しい生活をしておられました。

しかしそんな貧乏生活をされながらも、「紙も墨も最高のものを使う」 という話をされたのが印象的だったそうです。

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-相田みつを

相田先生の作品に、

「一番大事なものに 一番大事ないのちをかける」

とある如く、先生にとって一番大事なものは〝書〟を書くこと・・・だから道具類は最高級品を使っていたそうです。


「プロはアマチュアとは〝絶対差〟があるべき。 

アマチュアと違って、プロは書くことでしか生活が成り立たない。

生活の全てを仕事に捧げるのがプロだ。

そのためには最高の道具が必要だ。」

と。 そして相田先生は、練習用の紙は一切使わず、常に本番用の紙しか使わなかったそうです。 常に本番の気持ちで同じ書を何枚も真剣に書き、それらを少し時期を置いてから2枚ずつ比べては1枚を外していくという作業を繰り返し、最後の1点を残す。

そして迷った時には奥様の意見を聞き、素直にそれを受け入れたのだそうです。

それは、「一番怖いのは、書なんか全然分からない一般の方の感想だ」 という相田先生の考えに基づいてのことだったようです。

また鍵山氏は、相田先生から

「あなた方は今、相対差の世界で生きている。

それは際限がなく、どこまで行っても幸せは見出せない。 

〝絶対差〟 を目指しなさい。」

と教えられたそうです。

隣の人と比べてどうだとか、他社と比べてどうだとか、今は世の中全体がそういう世界で成り立っているが、そうではなく、比べるものがない世界を作り出せということだと。

以来〝絶対差〟 という言葉が、常に鍵山氏の念頭から離れないそうです。

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〝プロ〟としての心構え、信念が伝わってくる言葉の数々。

そして相田先生が残された数々の名言・至言の中で、鍵山氏が非常に気に入っている言葉が、こちら。

  〝そん(損)か とく(得)か 人間のものさし

    うそ(嘘)か まこと(真)か 佛さまの ものさし 〟


私たち現代人の心に、グサッと刺さります。


ご長男が館長を務める 『相田みつを美術館』 が、JR東京駅と有楽町駅の間にある 「東京フォーラム・ガラス棟」 地下1階にあります。(

http://www.mitsuo.co.jp/museum/

心をホッとさせたい方は、是非一度足を運んでみてください。笑2

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10641755630.html?frm=themeより引用させて頂いております。