謝罪の作法

1990年5月に4歳の女の子がパチンコ店で行方不明になり、翌朝近くの河川敷で遺体が発見された『足利事件』


その犯人として逮捕され、最高裁で無期懲役が確定・収監されていた菅家利和さんが釈放されたのが今月4日のことでした。

逮捕の決め手となったのが当時のDNA鑑定だったものの、その精度は現在と比べ物にならない低さだったことを指摘し、弁護団は10年以上前から再審請求をしたものの司法は却下し続け・・・昨年あたりから日本テレビなど一部マスコミが冤罪の可能性を指摘したことも功を奏したのか、東京高裁が再鑑定をようやく決定。

その結果犯人とのDNA不一致が認められ、ようやく釈放となったのです。

今月23日にも再審開始が決定され、検察側が異例の無罪請求を提出して菅家さんの無罪は確定するものと思われますが・・・逮捕時から17年半に渡って言われ無き汚名を着せられ、拘留生活を余儀なくされた菅家さんの人生は、もう取り返すことは出来ません。

国は菅家さんに対し、是非とも誠心誠意の補償をしてもらいたいものです。

           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

ところで、今回の一連の釈放劇において私が非常に残念だったのは、警察・検察の〝謝罪姿勢〟です。

迷惑をかけた相手に気持ちが通じる謝罪の 「作法」 とは・・・

 ◆ できるだけ迅速に

 ◆ 相手方に自ら出向いて

 ◆ 直接、誠心誠意謝る

ことだと私は考えます。 

(幸い過去にそういう事例はないですが、もし弊社において万一お客様や会葬者の方々に不手際・無作法があれば、責任者として私自身がすぐに謝罪に伺う覚悟は持っています。)

しかし今回の菅家さんの件に関して、この3要件は殆ど満たされていません。

釈放後、最高検はマスコミに対して次席検事が 「謝罪コメント」 を発表しただけですし、栃木県警に至っては菅家さんの方から県警本部を訪れて本部長から謝罪を受けたのです。

マスコミにコメントを発表することが 「謝罪」 になるのでしょうか?

まして被害者を自分のところに来させて謝罪するなんて、私には考えられません。

やさしい菅家さんは面会後に 「許す気持ちになった」 とコメントされていましたが、こんなやり方は一般社会で通用するでしょうか?


大勢の報道陣の前で深々と頭を下げてみせた本部長の姿・・・私には 「謝罪しました」 というパフォーマンスにしか見えませんでした。


真に謝罪する気持ちがあるならば、まず始めに(ご本人が望む通り)当時の担当検事・刑事が菅谷さん本人と御両親の墓前に出向いて手をつくのが当たり前だと思うのですが・・・。


公務員である前に、人間としてそうすべきでしょう。

お役人さん達・・・吉本興業の漫才研修なんてやる以前に、まず 「謝罪の作法」 を学んでください。

大人がこんな体たらくでは、親に叱られても素直に 『ごめんなさい』 って言えない子供ばかりになりかねませんョ! うー


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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10282067249.html?frm=themeより引用させて頂いております。