貸 箱

おそらく一度もコインロッカーを利用したことのない方は、殆どいないのではないでしょうか?

今では駅・公共施設など様々な場所に設置されているコインロッカー・・・最初は1953年に駅員がカギを貸し出す形式でお目見えしたそうです。

1965年に国産初の日延べ式コインロッカーが発売されて以降急速に普及し、重い荷物を持った旅行客や女性に重宝がられました。

しかし今から38年前の今日・1973年2月5日、人々を驚かせるニュースが・・・。

東京・渋谷駅の使用期限が切れたロッカーから係員が取り出し、保管した紙袋から異臭がしたため中をあらためたところ、女性用下着・スラックス・風呂敷などで包まれた嬰児の遺体が発見されたのです。

その2年前から同様の事件はあったそうですが、本件が大々的に報じられて一躍コインロッカーが注目されることになりました。

この事件がキッカケとなったのか、翌月には大阪でバラバラ殺人事件の遺体の一部が発見されたり、この年だけで実に40件以上の嬰児(遺体)遺棄が発見されたとか。

             ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-CR

それまでも嬰児・赤ちゃんの置き去りはありました。

しかしその多くは、赤ちゃんを毛布でくるんだりミルクや置き手紙を添えて、「どうかこの子をお育て下さい。」 というもの。

しかしこの事件に関しては、赤ちゃんはもちろん動植物を預かる環境にないコインロッカーにただ遺棄するという、およそ人間性が感じられない手法。

結局渋谷の事件については、赤ちゃんの身元も遺棄した犯人も特定できませんでした。

以前から拙ブログでも述べておりますが、どうも文明が発達し世の中の利便性が高まるのに反比例して、人間の徳性は退化していくようです。

本来は重い荷物を預ける便利なロッカーだったのに、赤ちゃんはおろか爆発物まで入れる人物が現れる・・・悲しいことです。

1980年にベストセラーになった、この事件をモチーフにした村上龍氏の小説・『コインロッカー・ベイビーズ』 ではないですが・・・テレビゲームでは平気で殺戮を繰り返し、リセットして何度もそれを楽しむ子供たちが成人していくこれからの日本は、一体どんな社会になっていくのでしょう?

どうか〝あまり長生きしていたくない国〟だけには、なりませんように。うー



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10710797987.html?frm=themeより引用させて頂いております。