逃げ口上

「国会の各議院は、議案等の審査及びその他国政に関する調査のため、証人を喚問し、その証言を求めることができる」

この憲法第62条に定められた 「議院の国政調査権」 に基づき行われ、『参考人招致』とは違って、証言拒否あるいは事実と違う証言を行えば偽証罪に問われる 『証人喚問』


召喚された証人にとっては、非常に重圧のかかる場です。

過去何人もの政治家や会社役員などが国会に呼ばれ、中には緊張で手が震えて宣誓書にサインが出来なかった方もいましたネ。

数々の珍・迷証言が飛び出した国会の証人喚問ですが、私が今もって忘れられない証言はコレです。

 「記憶にございません。」

日本中を震撼させた〝ロッキード事件〟に絡み、国会に呼び出された国際興業社主・小佐野賢治がこの歴史的迷証言を発したのは、今から34年前の今日・1976年2月16日のことでした。

              ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-小佐野賢治

何を聞かれても、殆どこれに類する言葉でのらりくらり・・・当時この台詞は巷で大流行。

先生から質問された生徒が、「記憶にありません。」 と返して教室は大爆笑、先生はただ苦笑い・・・こんな光景は全国の学校で見られたことでしょう。

しかし実はこの言葉、小佐野氏が元祖ではなく・・・アメリカでは既に、

I don’t have any recollection about that.

                    (※ recollection = 記憶、回想 )

という言い回しで、議会の証人喚問や裁判でよく使われていたそうです。

戦後まもなくの1950年、「徳田要請問題」 に絡んでロシア語通訳を行った菅季治という学生さんが2度にわたって証人喚問を受け、その翌日に自殺を遂げたという悲惨な事例があったとか。

それだけ重い証人喚問の場が、この小佐野氏の発した〝魔法の言葉〟によって、それ以降有名無実化・形骸化した感があります。

自宅に訳の分からないカード請求書が届き、奥さんから 「ちょっとアナタ、これ何ョ!」 と問い詰められたら、「記憶にございません。」では絶対に許してもらえないでしょう。ダメだぁ顔

なのに国会ではこの言い逃れが通用するなんて・・・釈然としませんょネ。うー

与党の資金疑惑が盛んに取り上げられている国会では、近々証人喚問が行われる可能性が無きにしも非ず。

この台詞を使うたびに、何らかのペナルティーを課すことは出来ないものでしょうかネ?



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10408491027.html?frm=themeより引用させて頂いております。