連帯責任

先月発覚した日本体育大学陸上部員の不祥事は、体育会出身者の私には大変悲しく、そして残念な事件でした。

健全なスポーツに打ち込み、競技者として、また将来は教育指導者として期待されるべき人間が、合宿所で大麻を栽培し、果ては家宅捜索で偽札まで発見されるとは・・・当事者本人の処罰はもちろん、指導者が責任を問われるのは致し方ないでしょう。

しかし私が〝?〟と首を傾げたくなるのは、関東学生陸上競技連盟が出した日体大に対する処分の内容です。

◆ 陸上部全体の6月末までの3ヶ月間、学連主催大会の出場停止

◆ 箱根駅伝のシード権剥奪

◆ 出雲・全日本両駅伝への推薦取消し

◆ 関東インカレの2部降格

これは、不祥事を起こした選手(※既に退学処分)の所属する跳躍ブロックの選手だけに留まらず、陸上部員全員、しかも今月入学した新入部員にまで処分が及ぶという重い項目が並んでいます。


ここまで連帯責任を求める必要があるのか?

・・・これが私の率直な疑問なのです。 

                ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-日本体育大学

                    <日本体育大学 校章>

一昔前まで、こういう不祥事でよくマスコミを賑わせたが、「高校野球」でした。

甲子園出場を果たした高校で一般生徒や教師などが不祥事を起こすと、高野連は出場停止を 「乱発」 した時期がありました。 そのせいか、出場校を辞退させるために故意に関係者をトラブルに巻き込もうとする卑劣な事例もありました。

最近では、野球部関係者が直接不祥事に関わらない限り、出場辞退にまでは至らないのが通例となっており・・・私は良い傾向だと評価しています。

なぜなら同じ学校の関係者だからって、顔も知らない人間が起こした不祥事が原因で、自らの青春を賭けた甲子園に出られないなんて、余りに理不尽だと思いますから。

そして今回の日体大のケース・・・たった1人の部員の不祥事を、400人もの陸上部員にも連帯責任を負わせるべきなのか?

元来 「体育会」 には、昔の軍隊よろしく何かと連帯責任を取らせる体質が色濃く残っています。あせあせ

一人の1年生が何かやらかすと1年生全員、場合によっては教育係の2年生までグランド走らされたり、正座させられたり・・・なんてのは日常茶飯事の世界。 (幸いにも私の所属した野球部では、殆どそういうことはありませんでしたが。)

おそらく、今回の処分を下した関東学連のお偉方もそんな経験をしてきた方々なんでしょうが・・・果たして今の学生たちは、こういう連帯責任を負わされることを心理的に受け入れられるのでしょうか?

現代は「個人(自己)責任」を重視する時代。 保守的体質が強い高校野球界でさえ時代と共に変化しているのに、大学スポーツ界は相変わらず?・・・という印象が拭えないのです。

日体大側が関東学連の処分内容に反発しているので、今後どう展開していくのかはまだ分かりませんが、もしその通りに処分が決まったとしたら・・・駅伝チームの面々には予選会を突破して、来年の正月には意地でも優勝を勝ち取ってもらいたいものです。

皆さんは、今回の関東学連の処分・・・

   妥当だと思いますか? それとも重いと感じますか?

     いや、もしかしてまだ軽い?うー


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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10244557534.html?frm=themeより引用させて頂いております。