銘 器

「弘法筆を選ばず」 という諺がありますが、実際にはどの世界でも一流人は一級品の道具を使うのが常識。


そして、ことクラシック音楽界において超一級品の折紙がつく楽器といえば、この方が製作したものに間違いないでしょう。

 アントニオ・ストラディバリ

  (Antonio Stradivari


今日は、この弦楽器における天才職人の命日にあたります。


ストラディバリは、1644年のイタリア生まれ(とされています)。


20代前半から30代半ばまでニコロ・アマティの弟子として修業し、1680年に独立しクメモナに工房を持った時点で、名声を得ていたといいます。

以降1737年に93歳で没するまで、約1,200梃もの楽器を製作したと言われています。


          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-Antonio Stradivari

彼の作品にはAntonius Stradivarius Cremonenfis というラベルが貼られていることから 「ストラディヴァリウス」 と呼ばれ、ヴァイオリニストや蒐集家から絶大な人気があり、億円単位の超高値で取引されることでも知られています。

そのせいか現存する彼の作品はヴァイオリンが約600梃、他の楽器 (ヴィオラ・チェロ・ギター等) が約650梃と言われているのに、鑑定書付きのストラディバリは約2,000梃もあるそうで、(当然ながら)贋作や複製楽器も数多いようです。ダメだぁ顔

             

なぜストラディバリの作品がそれ程の銘器と言われるのか?・・・もちろん彼の卓越した技術と経年による材質の変化によるところが大きいのでしょうが、その音色が他の追随を許さぬほど美しいといわれるから。

しかしTV番組の企画で、一梃10万円そこそこのヴァイオリンと聴き比べて、どちらがストラディバリか当てるというエグい企画があり、私も観ていましたが・・・さっぱり違いが分かりませんでした。

また別の番組では、一流のヴァイオリニストに聞き比べさせても判別できなかったといいます。

やはり 「ストラディバリウス」 という名前を聞いただけで、その音色に艶が出てしまうのでしょうか?・・・なんて言ったら、家を売ってまでこの銘器を手に入れたブァイオリニストに怒られそう。

現世に於いて、自らの作品がこれほど神格化されていることを知ったら、ストラディバリはどう思うんでしょうネ。

でも、そんなストラディスバリが、東日本大震災で大いに役立ったことをご存知でしょうか?

日本音楽財団が6月、自らが所有するストラディバリウスの〝レディー・ブラント〟をオークションに出品して、なんと12億7千万円(!)で売却し、その収益金を東日本大震災の義捐金として寄付したのです。

              ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-レディー・ブラント

                    <Lady Blunt>

同財団が所有する楽器を売却したのは初めてだとのこと。

「コレクションは大変重要なものだが、被災者支援のために日本人同士できることは何でも助け合わねばならない」 という同財団の心意気には、拍手を送りたいですょネ。

こういう高値の取引ならば、天国のストラディバリウスも、きっと喜んでくれることでしょう。

さて、落札されたレディー・ブラント・・・このヴァイオリンの響きをいつか私達が聴く機会は、果たしてあるのでしょうか?笑3


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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11030258629.html?frm=themeより引用させて頂いております。