
除 夜
1年の経つのは、本当に早いもの。
この前お雑煮を食べたと思ったら、もう今日は大晦日。
皆さんのご家庭では、もう大掃除や年賀状書きは終わりましたか?
我が家の場合、何でも前倒しでやってしまう私はやるべきことを全て終えていますが、じたばたタイプの女房はこれから年賀状を書く模様。
さて大晦日といえば、恒例行事がいろいろあります。
年末ジャンボ宝くじの当選番号発表や紅白歌合戦、食べる方では年越しそば等々。 そしてもうひとつ忘れてならないのが、
〝除夜の鐘〟
ところでこの〝除夜〟って・・・そもそもどんな意味か、ご存知ですか?
実は、「1年の最後の夜」・・・つまりは大晦日の夜という、そのまんま。
鐘を撞く前に合掌し、108回のうち107回を除夜のうちに撞いて、残りの1回を新年に撞くのがお作法だとか。
一般参拝客に撞かせるところもあれば、知恩院のように17人もの僧侶が揃ってバックドロップばりの豪快な撞き方を決めるところまで、様々な風習があるようです。
では、なぜ108回撞くのか? これには、
◆ 眼・耳・鼻・舌・身・意という六根のそれぞれに、苦楽・不苦・不楽があって6×3=18類。 この18類それぞれに浄・染(汚い)の2類をかけて36類。 更にこの36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、これを以て人間の煩悩の数とする。
◆ 四苦八苦(4×9+8×9)から108回
など、いくつかの説があります。
・・・さて、皆さんにとって2011年はどんな年だったでしょうか?
もちろん3月11日の東日本大震災は決して忘れることのできない出来事でした。
多くの方が今年を表す漢字一字として「災」や「震」を挙げたことが、それを象徴しています。
しかし私個人としては、何といっても10月末の突然の発病、そして生まれて初めての緊急手術と入院・・・従って私の2011年を表す漢字は「病」。
それ故、来年・2012年に期待するのは、「健」。
社会全体が健全でありますように、そして私や女房が健康であるように・・・そんな願いをかけながら、今夜は除夜の鐘の音に耳を傾けたいと思います。
といっても近所に寺院がないため、NHKの行く年くる年を見るだけですが。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11105538696.html?frm=themeより引用させて頂いております。

