383

2010-10-08 07:07:07
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日米プロ野球界では、今年もイチロー選手の10年連続200本安打や、彼が日本で樹立した1シーズン最多安打を阪神・マートン選手が更新するなど、いくつかの新記録が生まれました。

そして今日・10月8日は、過去にある〝プロ野球新記録〟が生まれた日なのですが、〝383〟という数字だけで何の記録なのかピンッと来る方は、かなりのプロ野球通か熱烈なる阪神ファンでしょうネ。

今から42年前、1968年10月8日・・・阪神タイガースの若きエース・江夏豊投手が対中日戦で383個目の奪三振を記録。 

それまでのメジャー・リーグの年間最多奪三振の記録だったS・コーファックス投手の382個を更新、そして未だに破られていない世界記録を達成した記念すべき日なのです。

その前年に、大阪学院大学高等学校からドラフト1位で阪神入り、1年目からストレート一本で12勝・225奪三振を記録していた江夏投手は、後に 〝お師匠さん〟 と慕う林義一ピッチングコーチから変化球を伝授されたことでピッチングの幅を広げ、三振の山を築きました。

結局このシーズンで奪三振〝401〟を記録・・・おそらくこの記録は(少なくとも)日本では破られない 「不滅の記録」 でありましょう。

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-江夏豊

なぜならば、ローテーションが確立し先発投手が中4~6日で登板する現代ではエースでも年間20~25試合の登板に限られ、しかも完投より投球数管理が優先されているため、江夏投手が活躍した時代とは投球回数が違い過ぎるから。

同年の江夏投手と、昨年の沢村賞投手・涌井投手(西武)と奪三振王・杉内投手(ソウトバンク)、更にはメジャーリーグの奪三振男R・ジョンソンの最高奪三振シーズン(2001年)の数字を比較してみると、

     登板試合数  勝 敗  投球回数  防御率  奪三振  1回三振率

江 夏    49    25-12   329   2.13   401    1.219

涌 井    27    16- 6   211   2.30   199    0.943

杉 内    26    15- 5   191   2.36   204    1.068

ジョンソン  35    21- 6  249 2/3  2.49   372    1.490

〝ビッグユニット〟ジョンソン投手の奪三振率は驚異的ですが、ローテーションを守っているため江夏投手より遥かに登板数・投球回数が少ないこと、また涌井・杉内両投手がローテーションをきっちり守った上でも奪三振率は遠く及ばないことが分かります。

(とはいえ一定以上レベルの試合で、ほぼ毎回三振を奪うことがいかに大変なことか・・・野球経験のある方ならお分かりだと思います。)

もしこの記録を破るとすると、先発投手が登板試合毎に15個以上の三振を奪わなければならないわけですから、いかに江夏投手の記録が凄いことなのかご理解いただけるでしょう。

その後も1971年にはオールスター戦で9者連続奪三振、1973年には日本球界唯一の延長戦ノーヒットノーランを、自らサヨナラ・ホームランを放って達成。

そして野村監督との出会いから抑え投手への転向に成功、野球界でストッパーという役目を確立するなど、まさに〝記録と記憶に残る大投手〟となりました。

昨今のプロ野球は完全に〝管理化・分業化〟されており、サラリーマンからすれば日常業務の延長戦(?)を見せられているかの如し。

勝つためには仕方のないシステムでしょうが、それだけで視聴率が上がらないことは既に実証されています。

多くのファンが魅せられるプロ野球とは何か?

イケメンの選手も結構ですが、江夏投手や稲尾投手、更には仰木監督など、嘗ての西鉄ライオンズや近鉄バッファローズのような野武士(軍団)たる豪快な選手やチームが現れて欲しい・・・そう願う野球ファンは、果たして私だけなのでしょうか?うー



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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10570308019.html?frm=themeより引用させて頂いております。