
Blackboard
5月9日は、単純な語呂合わせから
『黒板の日』
なのだそうな。
小学生時代、掃除当番でチョークの粉にまみれながら大きな黒板を一生懸命掃除したことが、懐かしく思い出されます。
まぁ、時々こんな悪戯書き(↓)をしては、クラスメートの名前を入れて冷やかしたりもしましたが・・・皆さんにも、そんな経験があるのでは?
職場の会議や予定表などでは殆どホワイトボードが使われていると思いますが、学校では今でも黒板とチョークが主流なんでしょうか?
ところで皆さんは、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「緑色なのに、どうして『黒板』って言うんだろう?」って。
実は私、小学生時代からずっと不思議に思っていたんです。
そこで歴史を紐解いてみると・・・この黒板が日本で使われるようになったのは意外と古く、ちょうど140年前の1872(明治5)年。
学校制度の開始に伴って、現在の東京大学にアメリカから持ち込まれたのが最初だそうです。
そして2年後、新しい授業制度の開始と同時に全国に広まり、輸入時の呼び名が〝Blackboard 〟だったことから、 『黒板』 と呼ばれたのだそうです。
そう、全くの〝直訳〟だったんですネ。
当初は確かに黒色・・・漆でコーティングしていたため仏壇店(!)や漆器業者が製造していたそうですが、大正初期から専門メーカーが登場。
黒板といいながら現在のように表面が緑色になったのは、1954年のJIS規定によって変更されてからだとか。
なるほど、それで私の記憶には緑色の黒板しか残っていないわけです。
40年以上経って、やっと疑問が解けました。
そして黒板も進化・・・マグネットを使えるよう木製から鉄製に変わり、更に中学校で新校舎が建設された際には教室の端からも見やすいようにと、表面が凹型レンズのように曲線を描いた最新式の黒板が登場し、妙に感動したことも。
おそらくパソコンの普及により教室からはチョークと黒板は徐々に姿を消していくのでしょうが、昭和時代を生きた私にとって、黒板は郷愁を誘うアイテム。
街を歩いていて、メニューを黒板書きしている店を見つけると親しみを感じてしまうのは、私だけなんでしょうか?
記念日のランチは、黒板メニューを出している店に入ろうっと。
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11163608984.html?frm=themeより引用させて頂いております。

