Valkyrie

クラウス・フィリップ・マリア・シェンク・グラーフ・フォン・シュタウフェンベルク

Claus Philipp Maria Schenk Graf von Stauffenberg

皆さんは今日・7月21日が命日である、この長い名前を持つドイツ人をご存知でしょうか?


第二次世界大戦時のドイツ陸軍大佐であり、現在のドイツでは英雄として知られている人物なのですが・・・。

             ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-Stauffenberg

英雄と称賛される理由・・・それは、彼がナチス・ドイツを率いたヒトラーの暗殺を遂行しようとした張本人だから。

旧貴族の家系に生まれたシュタウフェンベルク大佐は敬虔なクリスチャンで、ユダヤ人迫害を行うナチス・ドイツ軍の方針に反感を抱くようになります。

1943年にアフリカ戦線従軍中に左目と手の指7本を失う重傷を負い、ベルリン予備軍参謀長に任命されたことが、彼の運命を決定づけることに。

反ヒトラー派の大物・オルブリヒト将軍の部下となった彼は、国内有事の対処計画書 「ヴァルキューレ(Valkyrie)作戦」 を策定・・・これをヒトラー暗殺後に発動して実権を掌握しようと企てます。

そしてヒトラーに近づくことができ、なお且つボディーチェックを免除される戦傷者だった彼が、爆弾を仕掛ける実行役に選ばれます。

1944年7月20日、会議室に首尾よく爆弾をセットしたのですが、予期せぬ部屋の変更やアクシデントが重なり、爆発には成功したもののヒトラーは軽傷を負っただけ。

反乱グループは次々に逮捕され、シュタウフェンベルク大佐は時計の針が午前0時を回った直後の21日未明、他の3人の同志と共に銃殺されてしまいます。

まだ36歳だった彼の最期の言葉は 「我が神聖なるドイツ万歳!」 だったとか。

この暗殺・クーデター未遂事件を描いたのが、2008年公開のアメリカ映画

 『ワルキューレ(Valkyrie )』

            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ワルキューレ

映画は史実を忠実に再現、建物や車両も出来る限り当時の物を使用したとか。 そのせいもあってか、物語は重く静かに、そして徐々に緊張感が増しつつ展開していきます。

隻眼のシュタウフェンベルク大佐役を演じるのはトム・クルーズ。

実は、彼がカトリックとは別の新興宗教に傾倒していることを理由に、ドイツ国内および大佐の遺族からはそのキャスティングに異論が唱えられたとか。

こういうところ、日本との宗教観の違いを感じますネ。

でも個人的にはミッション・インポッシブル・シリーズのような派手さを押し殺し、やや暗く淡々とした彼の演技にはさすがと思わせるものがありました。

暗殺に失敗したものの、ヒトラーはこの9ヵ月後に追い詰められてピストル自殺を遂げるのですが・・・その顛末を天国から見つめたであろう大佐の心中は、いかばかりだったのでしょうか?

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10548765908.html?frm=themeより引用させて頂いております。