「子供の教育」と「死」

正月明け間もないですが・・・

  今日は少々重たい話題になります・・・。(-・-;


ごく最近のご葬儀でこんなことがありました。


お祖父様のご葬儀に、ご両親に手を引かれてお孫さん(おそらく小学校1~2年の男の子)が参列されたのですが、通夜・告別式ともご両親は全くお柩に息子さんを近づけようとはなさいませんでした。出棺前、お柩にお花入れをする際にも、息子さんはお母様に手を引かれ、終始式場の片隅で会葬者のお花入れを遠くから見守っており、結局お祖父様のお顔を見ることなくお帰りになったのです。


・・・この光景に、私はちょっと違和感を感じたのです。


今から40年余り前、私が幼稚園児の頃、遠い親戚の葬儀に長野の山奥まで連れて行かれたことがありました。「ほら、見てごらん。」と母親に指をさされた方向に目をやると、何とも大きな木桶が部屋の真ん中に置いてあり、その中を覗くと白装束に身を包み、おでこに三角頭巾を巻いたちっちゃなおばあちゃんがチョコンと座る格好で入っていました。

「???」・・・私には何でそんな白い服を着て桶の中に入れられているのか分かりませんでしたが、その棺桶を男衆数人が縄で縛って天秤棒のような物で担ぎ上げ、畦道を歩いて墓地まで運び、掘ってあった穴に入れ、スコップで土をかけて埋葬していた光景を、そして「ふ~ん、死ぬと埋められちゃうんだ・・・。」と思ったことを、おぼろげながら覚えています。(当時、山村では土葬が当たり前だったんでしょうね。)


また小学生の頃、父方の祖父の具合が悪くなり、父とお見舞いに行った際、父に「ほら、おじいちゃんの足をさすってやりなさい。」と言われて触った時の祖父の足が、骨と皮だけでガリガリに細かったこと。その数ヵ月後の祖父の葬儀の時、祖父の足を同様にさすらされた時の冷たかった手の感触、そして「人間って死ぬとこんなに冷たくなるんだ・・・」と思ったことも、鮮明に覚えています。



核家族化が進み、三世代が同居するご家庭があまりなくなり、そして殆どの方は自宅ではなく病院で息を引き取られる昨今、現代の子供達が身近に「死」を感じ取る機会は殆どないのではないでしょうか?

また子供達が熱中しているテレビゲーム等は、ボタンさえ押せばすぐ「リセット」して登場キャラクターはすぐ「生き返り」ますし、また最近の「スピリチュアル」ブーム等で「輪廻転生」等の話題を盛んにテレビで取り上げている事なども、彼らが「死」というものを非現実的かつ軽く捉えている、それ故に簡単に他人を殺したり、自殺してしまったりしてしまうのでは・・・と思えてならないのです。


子供達に「死」というものに対する「厳粛さ」、「畏れ」、そして時に「怖さ」や「冷たさ」を体感・体験させることにより、逆に「生」の「尊さ」、「有難み」を学ばせることができるのではないでしょうか?


以前、告別式のお花入れの時、30代のお母様と4~5歳のお嬢さまとの間でこんな会話がありました・・・。


  * * * * * * *

母 「○○ちゃん、おばあちゃんにお花あげましょうね。」


娘 「は~い。・・・あれ~、おばあちゃん寝てるョ~?」


母 「ううん、おばあちゃんはね、死んじゃったのょ。」


娘 「ふ~ん。じゃあもう起きないの?」


母 「そう、もうおばあちゃんは起きないのょ。だから、

おばあちゃんのほっぺにさわって『さよなら』って

   言ってあげなさい。」


娘 「は~い。・・・おばあちゃん冷たくてかわい

   そう・・・。おばあちゃん、さよ~なら。

   元気でね~。バイバ~イ!」


  * * * * * * *

もし今後、皆様のお子様やお孫様をお身内様のご葬儀にお連れする機会があれば、是非ご遺体に触れさせたり、近くに寄って声をかけさせたりしていただきたいと、私は思うのですが・・・。


皆様はどうお考えになるでしょうか?

こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10064365983.html?frm=themeより引用させて頂いております。