キシャクラブ

2008-09-28 07:05:25
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アメリカの大物俳優、ポール・ニューマン氏が死去しました。

『ハスラー』、『明日に向かって撃て』、『タワーリング・インフェルノ』、『スティング』等々、数多くの映画に主演。

アカデミー主演男優賞も受賞した、20世紀を代表する俳優の一人であり、また愛息の死という悲劇を乗り越え、社会奉仕活動も積極的に行い、多大な貢献を果たされました。

私が最も印象に残っている作品は『評決』。 冴えない弁護士が医学会の壁に挑む姿を描いた法廷ドラマでしたが、最終弁論の静かなる迫力が忘れられません。

享年83。 ご冥福をお祈り致します。 (-人-)

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麻生総理が何も言っていないのに閣僚の名前が紙上に出たり、与党側が誰も正式なコメント出していないのに、「総選挙は○月○日濃厚」という見出しが一面を飾ったり・・・どうして?


新聞記事に関して、そんな疑問を持つ方はいらっしゃいませんか?


今日は、そんな疑問を解いてくれる本のご紹介です。

皆さんは、上杉 隆 氏 なる人物をご存知でしょうか?


昨年の8月末、書店で氏の著作『官邸崩壊』が眼に留まり購入、それまでになく安倍政権の内幕に迫る内容に引き込まれ、一気に読み終えました。


この本が起爆剤のひとつになったかどうかは定かではありませんが・・・私が読み終えた直後、安倍首相は電撃辞任を発表しただけに、尚更印象に残った一冊でした。

この本を読んで以来、上杉氏は私が個人的に注目しているフリー・ジャーナリストの一人です。

最近では『ビートたけしのTVタックル』にも、時々顔を出していますね。

「この人、随分キワどいことを書ける人だなぁ。」・・・そんな彼の経歴は、一流大学卒ばかりが揃った新聞の政治部記者とは一線を画しているようです。

都留文科大学卒業後、NHK、鳩山邦夫衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局記者という、いわゆる取材される側と、日米の取材する側の双方の経験者でもある上杉氏・・・今までの日本の既存メディアの報道に疑問を持っていた私にとって、彼の著作やTVでのコメントは新鮮に感じます。

そんな彼が、(以前拙ブログでも触れました)〝日本独自の報道システム=記者クラブ〟の実態を描いた著作・『ジャーナリズム崩壊』を最近上梓しました。(

             ジャーナリズム崩壊

この本には、普段私たちが見聞きすることのない「記者クラブ」という〝マスメディアの談合組織〟に関して、実例を挙げて紹介されています。


上杉氏は著作の中でこう言います。

「日本の記者は個人では極めて優秀。 勤勉でモラルを守る好人物が多いし、その丁寧な仕事ぶりは世界のメディアの中でも際立っている。 ところが、これが集団となると一変してしまう。 極めて閉鎖的で偏狭な集団に変貌し、横並びの護送船団方式を採用、時にはそれがメディアスクラムといった形で凶暴性を増す。」・・・と。


そしてその実例として、

◆ 宮内庁と宮内庁記者クラブによる「菊のカーテン」の実態

◆ 記者クラブ内で行われる〝メモ合わせ〟


◆ なぜ日本のマスメディアには、「一部週刊誌によると・・・」等という表現が存在するのか?


◆ 古巣・NHK「海老沢一家(?)」の官僚体質


◆ 経営と報道が全く分離独立しているニューヨーク・タイムズ等の海外メディアと、政治家と番記者の運命が〝一蓮托生〟となる日本メディアとの違い。

等々を挙げています。


今や海外メディアでは、“フジヤマ” とか “ゲイシャ” 同様、 “キシャクラブ” でその意味が通じるという日本独特のシステム。

この本を読めば、どうして日本のマスコミ(特に新聞)報道を鵜呑みにしてはいけないか?、まだ世間もよく知らないような若い記者が同じようなつまらぬ質問を政治家にぶつけるのか?・・・そして、かつてアメリカ・ワシントンポスト紙の記者2名の取材を発端として、時のニクソン政権が辞任に追い込まれた〝ウォーター・ゲート事件〟など、まず日本では起こり得ない・・・ということが理解できると思います。ダメだぁ顔

ただ、少々アメリカのマスメディア礼賛が過ぎる感じもしますが。

嘗て自民党の大物政治家・大野伴睦氏の番記者となり、その後はフィクサー・児玉誉士夫氏や中曽根泰弘氏とも太いパイプを築き、80歳を過ぎた今でも読売新聞社会長として政界の裏側で暗躍(?)の噂が絶えない “ナベツネ“ こと渡邊恒雄氏。


もし彼がこの本を読んだら、どう思うのでしょうか?


是非感想を聞いてみたいものですが・・・おそらく彼の番記者は、誰も怖くて聞けないでしょうネ。うー


こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10138877302.html?frm=themeより引用させて頂いております。