タレント

先日の日曜日早朝、起き抜けにボ~ッとしながらフジテレビの「27時間TV」を見ていたら、明石家さんまさんが仕切って、若手芸人が入れ替わり立ち代わり登場してはネタやトークを披露する・・・というコーナーをやっていました。

“お笑い” は大好きな私ですが、そんなに四六時中テレビを見ているわけではないので、そこに次々と登場してきたお笑い芸人の面々・・・約半数近くは「誰、この人?」という感じでしたがあせる

知らない人が多いから、というわけではないのでしょうが、出てくる芸人さんたちのネタやトーク・・・底が浅いというか、結構スベっていたというか・・・。うー

芸人さんたちは皆、数少ないチャンスをモノにしよう・・・という気持ちが焦りになっちゃったのでしょうか?あせあせ

他人事ながら、「さんまさん、このコーナー仕切るの大変だろ~な~。」と苦笑しながら見てました。


よく、タレントっていう言葉を使いますょね。

もちろんコレは英語の〝Talent〟のことですが、本来「才能・素質」という意味を持ちます。


(果たして彼らはタレントと呼べるのだろうか?)


な~んて、少々失礼なことも思ったりしていたところに、突然ギターを抱えた「ぐっさん」こと山口智充さんが登場。


            山口智充


さんまさんにネタを書き連ねた紙を手渡し、「どれでもOK!」って感じで、指名されたいくつかの一発ギャグを披露したんですが、これがまた・・・どれもウケるんですワ。

ネタの拾い方や拡げ方・こだわりが、他の芸人さんとはちょっとレベルが違ってましたネ。

彼の芸を見ながら、同業者であるはずの若手芸人から誰ともなく、「いゃ~、安定してるなぁ。」という声が上がったのも頷けました。


ぐっさんは吉本興業の所属で、かつてはお笑いコンビを組んでいたものの、今ではピンで活躍しています。俳優もこなすし歌も上手い、物マネも一流だしトークもキレる・・・まさに彼こそタレントと言われるに相応しいかもしれません。


だからこそ芸能界で生き抜いているのでしょうね。



最近のお笑い番組って、総じて1分~数分前後の出演時間で何人もの芸人さんを投入する・・・という傾向を強く感じるのですが、如何でしょう?

それはそれで、短期間は「笑いが取れる」し、芸人さんの露出人数は増えるでしょうけれど、本当の意味で芸人を育てるやり方ではないんじゃないか?・・・って思えるのです。

例えば落語の世界は、師匠に弟子入りして下積みを経験しながら、前座-二つ目-真打と上がるまでに10年前後、あるいはそれ以上の時間をかけて修業しますょね。

ところが今の若手お笑い芸人を見ていると、ちょっと1,2ネタ面白いものがあるとすぐにTV番組に出演させてもらえる・・・前座になりたてのヒヨッコが、いきなり真打の舞台に上がっちゃうって感じ。

それだと、ウケたネタばかりやらされて芸域も拡げられないまま、すぐに飽きられてしまう・・・いわゆる「一発屋」で消えてしまうわけです。


まさに「使い捨て」状態ですょネ。

「ゲッツ!」の彼しかり、「オッパッピー」の彼しかり、「残念!」の彼しかり、そして「アタシだょ!」の彼女しかり・・・「イチ、ニ、サン」の彼も何時まで持つのやら。汗

今時の若手芸人さん自身も「一発屋でもいいからテレビに出たい」と思っているのかなぁ・・・。

もしそうだとすると、お笑い界はアマチュア化していき、芸の質が徐々に落ちていく気がしてなりません。ダメだぁ顔



「コマネチ!」なんてやっていたビートたけしさんが世界的な映画監督になるなんて、またツッパリ漫才やっていた島田紳助さんがビシッとスーツを着た名司会者になるなんて・・・当時誰が予想したでしょうか?

もちろん彼ら自身の才能と大変な努力があってこそ、というのは異論のないところでしょうが、そういうマルチな才能を発掘し、育てるだけの余裕が「ひょうきん族」全盛当時のTV界には、まだあったのではないか?・・・と感じるのです。

たけしさん・さんまさん・紳助さんでトーク始めたら何時間でも笑えるのに、若手・・・それもM-1の歴代優勝者クラスでも、10分と場持ちがしないのは・・・単に経験の差なのだろうか、それとも才能や努力の仕方が違うのか?

TV局や番組制作サイドの方々には、今一度「(マルチ)タレントを育てる環境」というものを再考してもらいたいなァ・・・と、イッパイイッパイの若手芸人を必死にフォローするさんまさんを見ながら、私は願うばかりでした。


(10年・・・いや5年後に、果たしてこの中から何人生き残っているだろうか?)

業界の先輩・ぐっさんのコナれた一発芸を、食い入るように見ていた若手芸人達の前向きな姿に微かな期待感を持ちましたが・・・果たしてお笑い界の未来や如何に?

こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10120588166.html?frm=themeより引用させて頂いております。