医 師

2008-11-28 07:05:35
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最近は医師や病院にまつわる、あまり良くないニュースが多いですね。


数日前、某国のお坊ちゃま首相の気配りに欠ける発言で、傷ついた医師の方々も多かったことでしょうが、どうも医師と国民間の信頼関係が揺らいでいるように感じます。うー

私が子供の頃は、医師というのは絶対的な存在・・・神様の次くらいの地位にいる人に見え、患者はとても意見したり、楯突いたりなど出来ない雰囲気がありました。

しかし今ではモンスター・ペイシェントなどと言われるような我が侭な患者が増え、医師を困らせたり、また簡単に訴える事例が増えています。

私はこういった現在の風潮が行き過ぎると、結果的に一般人(患者)が割りを食う形になるような気がして、少々心配なのですが・・・。

今から62年前、1946年の今日・11月28日は、日本で第1回医師国家試験が行われた日なのです。


当然のことながら、合格しなければ医師にはなれない重要な試験・・・以来毎年行われていますが、受験できるのは、

◆ 学校教育法に基づく大学において、医学の正規の過程(医学部医学科・6年制)を修めて卒業した者。

◆ 防衛医科大学校卒業生

◆ 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経た者。

・・・等々、厳しく制限されています。

試験内容は基礎医学・臨床医学・社会医学など医学全般にわたって出題され、この時点では専門科目に絞られてはいません。

           聴診器


昨年行われた試験では・・・受験者数 8,464名、うち合格者数 7,697名。 平均合格率は90.9%だったそうです。

(※出身学校別では最高合格率は自治医科大学で99.1%〔105名〕、最低合格率は帝京大学で78.4%〔105名〕でした。)

毎年コレだけの合格者数が出て、なおかつ医師には定年制がないことを考えれば、本当に医師不足なのか? と思えてしまいますが・・・。

厚労省のデータによると、2006年度の医師総数は全国で約25万7千人。 

これだけでは医師数が少ないのかどうかピンときませんょネ。

しかし別の資料によると、医師一人当たりの年間外来患者数は、

日  本・・・8,421人、アメリカ・・・ 2,222人、イギリス・・・3,176人、フランス・・・2,167人、そしてOECD平均でも2,400人と、ダントツで日本の医師が過密な診療状況であることが分かります。

(医師数の問題もあるでしょうが、健康保険制度の充実により患者数が他国に比べて多いのかもしれません。)

一昔前は『高額所得者』といえば医師・・・というのが常識でしたが、健康保険制度の導入や医師優遇制度の見直しにより、かなり医師の所得格差が生じているそうですし、若い研修医の勤務実態はまさに「低所得・重労働」の見本の如き実態だとか。ダメだぁ顔

肉体的・精神的に重労働でありながら中々高収入を得られず、しかも患者側からは簡単に訴訟を起こされ、ヘタすれば医師免許も剥奪される・・・これでは優秀な人材が医学への道を歩もうとしなくなるのも無理からぬことです。

特に産婦人科医の不足は、我が国の少子化問題解決において最大の懸案といってもいいでしょう。

一刻も早く厚労省には医師不足を解消する対策を講じてもらわねればなりませんが、同時に私たち(患者になりうる)一般人も、医師に対する対応・考え方を改める必要があると感じます。

医師と患者がお互いに〝感謝する気持ち〟を持つこと・・・これが大事ではないでしょうか?

ところで・・・この国家試験が始まる前って、どうやって「医者」を認定していたんでしょうね。

・・・もしかして、単なる自己申告だったのかなァ? うー


 

こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10162413233.html?frm=themeより引用させて頂いております。